石丸:町田啓太さん、今週もどうぞよろしくお願いいたします。このサロンでは、人生で大切にしている“もの”や“こと”についてお伺いしております。4週目の今日はどんなお話を聞かせてくれますか。
町田:今日はですね、「地元の温泉」についてです。
石丸:地元の温泉ということは、群馬県。
町田:そうなんです。僕は群馬県出身なんですけれども。
石丸:湯どころじゃないですか。
町田:たくさんあるんですよ。
石丸:草津はとても有名ですよね。あとは?
町田:伊香保(いかほ)温泉、四万(しま)温泉。
石丸:四万温泉というのは初めて聞いた。
町田:数字の「四」に、一万、二万の「万」と書いて。
石丸:「四万(よんまん)」と書いて、四万温泉。
町田:「四万の病を治せる」という伝説から来ているみたいです。
石丸:それは行かなきゃ。
町田:本当に良いんですよ。すごくお勧めです。
石丸:群馬県って、地図で鶴のような形をしているでしょ。
町田:流石ですね。あんまり言ってもらえないんですけれども(笑)。
石丸:どこらへんなんだろう?
町田:大体中央くらいですかね。
石丸:群馬県は前橋と高崎の大きな街が2つあって、皆さん、その「どっち側寄り」とかいう言い方をするじゃないですか。ご出身はどちら寄りなんですか?
町田:僕は前橋寄りですね。 前橋から車で40分くらいかかるんですけど。
石丸:家の近所にも、温泉郷みたいなのは?
町田:かなりあります。伊香保温泉もすごく近いですし、あとは草津温泉に車で行く時に、僕の住んでいた地域を通ります。
石丸:じゃあ、温泉に挟まれているエリアなんだ。
町田:そうなんです。市や群という地名でくくると、四万温泉が一緒のエリアなんですよ。
石丸:ご近所だから、子供の頃からよく行ってる?
町田:本当によく行ってました。
石丸:泉質はどうですか。いろいろありますよね、硫黄が強いとか。
町田:草津温泉は硫黄がすごく強くて、温泉に近づけば車の中からでも硫黄の香りがしますし、(温泉の)温度もすごく高いですね。
石丸:四万温泉や伊香保温泉はどうですか。
町田:伊香保温泉は草津温泉ほど熱くないですけれど、肌なじみの良い感じです。四万温泉はすごく肌に優しい感じで、僕はすごく好きですね。
石丸:あとは、水上(みなかみ)温泉とかもありますよね。お勧めのエリアがあれば、教えてください。
町田:全てお勧めしたいんですけど、僕は四万温泉がお勧めかな。
石丸:周りの自然はどうですか。
町田:すごいですね。草津温泉や伊香保温泉よりも、観光地みたいな感じになっていないんですよ。“昔ながらのゲーム屋さん”みたいな。
石丸:そんな所があったり、「温泉宿」みたいな。
町田:ええ。あとは、車で行くと『千と千尋の神隠し』という作品の、赤い桟橋…“息をしないで(橋を)渡る”みたいなシーンがあったじゃないですか。その橋のモデルになったと言われている橋があったり。
石丸:そこにあるんだ!
町田:そこへ行く道中に、車のタイヤで音が流れる道があって(メロディーライン:道路に掘られた溝によって車の走行音がメロディのように聞こえてくる道路)、そこを一定の速度で走ると『千と千尋の神隠し』のテーマ曲が流れるんです。
石丸:面白い!
町田:そうなんです。
石丸:それはちょっと行ってみたいね。お湯だけじゃない楽しみがありますね。
町田:そうですね。
石丸:皆さん、これはお勧めですよ。町田さんのお勧め!
町田:お勧めです。僕は地元に帰るといつも友達と温泉に行くんです。早い時間から行ってゆっくり浸かるんです。1年に1回になっちゃうことも多いんですが、その時にまとめて近況報告をしたり、あとは昔の懐かしい話ですね。
石丸:お風呂って、何かそういう力があるというか…(心身が)緩むからかな。
町田:解放感から来るのか、心がオープンになる感じがしますね。
石丸:じゃあ、昔の仲間たちと集うひとつの憩いの場ですね。美味しいご飯も食べてね。
町田:はい。
石丸:良いですね。私も行ってみたいなと思いますけれども。
町田:是非是非。
石丸:じゃあ、今度、行きましょうね。
町田:行きましょう! 嬉しいです。