⚫心躍る瞬間「ゴールデンカムイの舞台、北海道を訪れた時」
松下:今月お迎えしているゲストは、俳優の玉木宏さんです。
先週は“ブラジリアン柔術愛”をいろいろお伺いしましたが、今週も玉木さんの “心躍る瞬間”について、伺っていきます。
4週目の今日、お話いただくのはどんな瞬間でしょうか?
玉木:「ゴールデンカムイの舞台、北海道を訪れた時」です。
松下:それでは時計の針をその瞬間にしていきましょう。
北海道で壮大なロケを行われていたということですが、どれくらいの期間行かれていたのですか?
玉木:僕の出演シーンはちゃんと雪が残っている(冬の)数ヶ月の間で、(東京と北海道を)行ったり来たり、という感じでした。春になったら東京のスタジオでも撮影しました。
松下:やっぱりセットで撮る雪とは雪が違いますよね。
玉木:そうですね。東京ではあれほど雪は積もらないですし。
松下:あの白銀の世界は(東京には)ないですものね。
玉木さんは現在、ゴールデンカムイのドラマシリーズの第1弾となる、「連続ドラマW ゴールデンカムイ -北海道刺青囚人争奪編-」に出演中で、ドラマもどんどん目が離せない状況になっています。
北海道ロケでは、いろいろ美味しいものは食べられましたか?
玉木:ジンギスカンばかり食べていました(笑)。
松下:(笑)。
玉木:同じ店で毎日食べていたかもしれないです。僕は、「これ!」と決めてしまうと、本当にそこしか行かなくなってしまうので。何をしていてもそうなんですが、(「これ」と決めたら)真っ直ぐそこへ向かって行ってしまう。
松下:ハマるタイプなんでしょうね(笑)。
玉木:とことんやってしまいます(笑)。
松下:北海道は元々お好きだったんですか?
玉木:何故かは分からないのですが、昔から北海道という場所にすごく魅力を感じていました。20代の頃にも北海道を舞台にした作品で1ヶ月くらいロケに行っていたこともありますし、僕は雪が大好きでウィンタースポーツをするので、北海道のゲレンデの広さや雪質、それから食べるものも含めて、本当に魅力がいっぱいだと思います。
松下:(北海道の)大自然には太刀打ちできないというか、“私なんてすごくちっぽけな存在なんだ”と思わせられるような景色とか…。
玉木:本当にそう思います。日本なんだけれど、日本じゃないような広大さがありますね。
松下:確かに。美味しいものがあふれている街もあれば、そうではない、大自然しかない、人に会わない、動物しかいない…というところがあるのも、都会とは違った魅力がありますよね。
先程お話にあがりましたが、ウィンタースポーツもされるんですか?
玉木:そうなんです。「スノースクート」という、ちょっとマイナーなウィンタースポーツなんですが(笑)。
もう10数年やっているんですが、スケートボードくらいの大きさの板にBMXみたいな自転車のフレームが付いていて、元々はフランスから入ってきたものなんです。
松下:(スノースクートを始めた)きっかけは何だったんですか?
玉木:きっかけは、スキー場で(スノースクートを)やっている人を見かけた時。“あれは何だろう?”と思ったんです。レンタルをやっていたので借りに行ったのですが、「これはどうやってやるんですか?」と店員さんに聞いたら「僕にはちょっと分かりません」と言われてしまって(笑)。だから(道具を)借りて、自分1人で頑張ってやってみたのです。それを何年かやっていたら販売店の方と知り合って、それからまた深くやるようになって…という経緯です。
松下:ロケで北海道に行った時は(スノースクートは)?
玉木:本当は持っていこうと思ったんですが、我慢しました(笑)。
松下:気持ちは“やりたいな”と。
玉木:やりたくて仕方がなかったです。
松下:これからの時期、どんどん涼しくなっていきますから、(北海道は)食べ物も美味しくなりますし、雪も恋しくなりますね。
玉木:本当に。
⚫クロニクル・プレイリスト「Tomorrow never knows / Mr.Children」
松下:この番組では、ゲストの方の“心躍る瞬間”にまつわる思い出深い曲やその時代の印象深い1曲を“音楽の年代記”=「クロニクル・プレイリスト」としてお届けしています。
さて、今日はどんな曲でしょうか。
玉木:昔、大好きだったドラマの主題歌です。Mr.Childrenで「Tomorrow never knows」。
松下:もう30年前の楽曲ですって。
玉木:色褪せませんね。
松下:いつ聴いても新鮮な印象ですよね。
この曲は、フジテレビ系ドラマ「若者のすべて」の主題歌でしたが、(玉木さんは当時)中学生くらいでしょうか?
玉木:たぶん、中学2年生ぐらいだと思います。
松下:主演の萩原聖人さんは、今回の「連続ドラマW ゴールデンカムイ -北海道刺青囚人争奪編-」に出演されています。
玉木:第2話に、辺見(和雄)という役で出演されています。萩原さんとは別の作品でも共演していて、仲良くさせていただいているんですが、この辺見という役がバチン!とはまっていて、良い意味で“変態”といいますか、“気持ち悪さ”が全開で…。観た後にすぐに、「最高でした!」とメールしました。
そのやり取りをしたことがすごく記憶に残っていて、“やっぱりすごい先輩だな”と。
松下:(役者をしていると)こうやって、自分が中学生の時に観ていた憧れの方に先輩として会えたりするじゃないですか。同じステージで、同じ空間でお芝居が出来るというのは不思議な世界ですよね。
玉木:不思議な世界だなと思います。(先輩方の)お芝居にすごいパワーを感じますし、いつも多くのことを学んでいます。
松下:そうですね。
玉木さんが出演中の「連続ドラマW ゴールデンカムイ -北海道刺青囚人争奪編-」は、絶賛放送・配信中です。現在3話まで配信されています。明日、10月27日は4話が配信ということです。
玉木:明日放送の4話もすごく面白いんです。原作の中に「札幌世界ホテル」というホテルが出てきてそこを舞台にしているんですが、漫画で見たり台本を読んだりしている分には面白かったんですけれど、“これはどうやって映像を撮るんだろう”と思っていたんです。それがちゃんと映像化されていて、やっぱりすごいなと。
松下:私が今まで感じていた印象とは全く真逆の役をみなさんが演じていて、そこが見どころなのかなと思います。
玉木:そうなんです。みんなそれぞれ振り切っているというか。
松下:それぞれ格好良いし、クレイジーだし。
玉木:良い意味で。
松下:良い意味で、“すごいな”と思うシーンがたくさんありますよね。
玉木さんが演じる、大日本帝国陸軍最強と謳われた第七師団の中尉、鶴見篤四郎も、彼が何を背負っているのか、何を狙っているのか、明らかになっていきます。演じられていて、改めていかがですか?
玉木:僕が演じる鶴見のドラマの中での見どころは、6話です。“鶴見の回”みたいになっているので、鶴見の変態ぶりがそこで存分に感じていただけると思います。
松下:予告で分かりました(笑)。
そして、「連続ドラマW ゴールデンカムイ -北海道刺青囚人争奪編-」の主題歌は、なんと毎話違うんですね。
玉木:そうなんです。
松下:すごいですね。錚々たるメンバーの方たちが…。しかも書き下ろしです。
それぞれのアーティストの方がどんな想いでこのゴールデンカムイの主題歌を書いてくださったのかというのも楽しみですね。
映画版に続き、1話と最終話(9話)の主題歌もACIDMANさんが担当されます。(1話と最終話の主題歌は)全然違うんでしょうか?
玉木:違いますね。
松下:私はまだ聴いていないので、9話まで楽しみにしています。
玉木:すごく格好良いです!
松下: WOWOWで独占放送、配信中の「ゴールデンカムイ」の続編となる「連続ドラマW ゴールデンカムイ -北海道刺青囚人争奪編-」。
WOWOWオンデマンドでは、第1話をまるごと無料で見逃し配信していますので、この機会にぜひご覧ください。
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玉木宏さん公式サイト
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玉木宏さんInstagram
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連続ドラマW「ゴールデンカムイ-北海道刺青囚人争奪編」
<松下さん衣装>
ワンピース: ピエロ / Pierrot 06-6245-1205
スタイリスト:大沼こずえ
ヘアメイク:山科美佳
- ゲストが語る“心躍る瞬間”や“エピソード”
その時に刻まれた思い出の1曲。
または、その時代の印象的な楽曲。
- 『Tomorrow never knows』 Mr.Children