今回は、ノルディック複合の渡部暁人選手とクロスカントリースキー女子の石田正子選手にインタビューしました。
?ノルディック複合 男子
渡部暁人選手
◆ノーマルヒルのレースで銀メダル獲得後のインタビュー
メダルを取れてホッとはしています。
金メダルを取れそうだって言うのはありますし、自分で取ると宣言していたのもあるので、悔しさ半分ですね。
レース自体は楽しかったです。
四年経っても変わらずでした。
今日は、フレンツェルとクラプファーがライバルになりそうだなというのが分かっていたので、追いつかれてからが勝負だなと思いました。
4年前の銀メダルとは、今の気持ちは違いますね。
4年前は取れてホッとして、今は金メダル取りたかったという気持ちがあるので、
次のラージに気持ちが向かってる方が強いかなと思います。
そこが4年前とは違いますね。
◆ラージヒルジャンプ後のインタビュー
ここにきて一番良いジャンプだったと思います。
距離も良かったですし、風がころころ変わっていく中でもこの結果が残せたのでジャンプに関しては満足しています。
ただ、これは正直厳しいですね。
かなり厳しい戦いになると思います。
彼らは共闘して同じチームですし、ガンガン僕の事を追い上げてくると思います。
簡単に逃げ切れるとは思わないですが、可能な限り全力を尽くして追いつかれるまでは逃げたいと思います。
万が一追いつかれたら、そこから考えるかなという感じです。
ノーマルヒルのレースよりも積極的に行きたいと思います。
頑張ります!
※残念ながらドイツ勢に追い越され、メダルを独占され、渡部選手は5位入賞でした。
◆団体戦について
とにかく諦めずに、前へ持っていこうと走ってきました。
この4位という結果は、メダルを取るにはレベルが及んでいないという事かなと。
団体戦でもメダルを取りたいという事で、ここにいる4人以外にもメンバーはいて、
皆で一眼となってトレーニングをしてきて、それで一つ順位をあげてきて、
メダルまであともう少しというところまで来ているので、チームとしてはレベルアップができたのではないかと思っています。
また若い選手も出てきますので、まだまだ頑張りたいと思います。
?クロスカントリースキー女子10キロフリー
石田正子選手
18位と健闘
最初から出て行かないと10キロなので、もつかなと思ったんですが、最後まで切らす事なく、1週目で早く行く選手がいて、二週目で追いつく事ができたのでその選手についていきました。
そこが良かったかなと思いました。
これからまずは少し休んで、体長を整えて、30キロに挑みます。とりあえず入賞はしたいなと思います。
疲れ切らないようにマイペースで頑張るのが一番だと思います。
無理しないで頑張ります。
◆クロスカントリー30キロクラシカル
10位フィニッシュ
しっかり走り切れたとは思うんですが、ゴールしてから、
こっちの偉い人に「お前のダブルポールは、ここが悪いから、こうしたらお前も絶対に早くなるから頑張りなさい!」と言われました
37歳でもまだまだ伸びしろがあるという事です!
日本人が才能ないとかではなくて、環境を整えて選手を育てられれば勝てます。
日本ではまだクロスカントリーの環境が整っていませんが、この部分をしっかりやっていけば、才能がある子は、いると思うので、
その子たちをしっかりのばしていければ、もう少し強くなれると思います。
これから、クロスカントリーの周知とそれをどう持っていくか、オリンピック含めてやっていければと思います。
1981年12月29日東京都生まれ
(幼少時代から仙台で過ごす)
プリンスホテル所属。06年トリノ五輪でアジア人初の金メダルを獲得。同年5月にプロ宣言をし、アイスショーを中心に活動し、オリンピックキャスター、フィギュアスケート解説、テレビやイベント出演、コラム連載も行う。現在は、イタリアのピエモンテ州の観光大使を務めるなど様々な分野にも精力的に挑戦している。
1972年5月6日生まれ/岐阜県出身
中学から本格的に陸上競技を始め、県立岐阜商業高校、大阪学院大学を経て実業団へ。98年名古屋国際女子マラソンで初優勝、以来マラソン6連勝。2000年シドニー五輪金メダルを獲得し、同年国民栄誉賞受賞。2001年ベルリンでは女性として初めて2時間20分を切る世界記録(当時)を樹立する。08年10月現役引退を発表。
公益財団法人日本陸上競技連盟 理事、公益財団法人日本オリンピック委員会 理事、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会アスリート委員会委員長。その他「高橋尚子のスマイル アフリカ プロジェクト」や環境活動、スポーツキャスター、JICAオフィシャルサポーターなどで活躍中。