JOC企画スポーツラジオ番組 MY OLYMPIC

かつての名選手から将来有望な
オリンピック代表選手のタマゴまで、毎日選手を紹介。
スポーツの祭典「オリンピック」によって、
出場した選手が得たもの、出場を目指す選手たちが
日々感じること、
今だから話せるエピソードや
オリンピックの思い出、取り組んでいる競技の楽しさや
見どころ、
オリンピック出場にかける夢や
情熱を語っていただき、オリンピック候補選手たちと
同世代のヤングリスナーを中心に伝えていきます。

JAPAN FM NETWORK 全国NET 
毎週月-金曜日 6:55-7:00

 OnAir Report

  • 樋口新葉選手は周りが思っているほど負けず嫌いではない!?
  • (前編)今週のMY OLYMPICは、フィギュアスケート選手の樋口新葉さんと荒川静香さんの対談をお送りしました。
    (OA:2017年6月12日〜6月16日)



    樋口新葉(わかば)選手は、2001年生まれの16歳。
    東京都出身です。

    ◆新葉さんの名前の由来は何ですか?

    私が生まれた年が2001年で、21世紀の始まりだったので、新しいをつけて、葉っぱのようにすくすく育ってもらいたい思いから「新葉」になりました。

    荒川さん:名前の通り、スケートは順調に成長されていますよね〜。

    ◆フィギュアスケートとの出会いはいつ?

    母が私の生まれる前からフィギュアが好きで、次生まれてくる子にはスケートをやらせたいと決めていたそうです。

    ◆ご兄弟はいますか?

    姉、兄と自分の三人兄弟です。
    私は末っ子です。
    姉も兄もスケートはやっていません。

    ◆樋口選手の幼少時代はどんな子でしたか?

    まだ子供です。(笑)
    今とあまり変わらない気がします。
    ただ、最近はこういう取材などを受け、大人の方たちと仕事をするようになり、大分周りの事や人の気持ちを理解できるようになりました。

    ◆フィギュアスケートに興味を持った理由は?

    最初に始めたのが母の影響だったのですが、初めての試合で5位に終わり、それが悔しくて練習をするようになりました。
    それが興味を持った始まりです。

    ◆負けず嫌いな性格ですか?
    負けず嫌いなところもありますけど、皆さんが思っているほどではないと思います。(笑)

    ◆自分の事をどのように分析していますか?

    オンとオフはしっかりできているかなと思っています。

    ◆氷上と陸上では違いますか?

    氷上では、先生とたくさん話をして、演技等に対してどうしたら良くなるかとか話しますが、陸上では自由にやらせてもらっています。

    ◆樋口選手のフィギュアスケートの特徴は、スピードだと思われますが、ご自身では自分のスタイルをどのように思っていますか?

    最初は、自分でも分からなかったのですが、周りからスピードが良いよねといわれるようになり、そこを意識して自分の演技を見るようになりました。最近では自分の良さはスピードなのかなと思い始めました。

    ◆フィギュアスケートにはたくさんの魅力がありますが、樋口選手はどの部分を磨くのが好きですか?

    全部の練習をするのは難しいですが、エレメンツの中で好きなのはステップなので、一番練習しています。

    荒川さん:ジャンプだと思いましたが、ステップなんですね!

    ◆樋口選手にとって、フィギュアスケートの魅力は?

    自分はショーにも試合にも出たりしますが、それぞれに違う良さがあると思います。
    試合の時はすごく緊張をして、不安もありますが、最近はそれが楽しめるようになりました。ショーは自分の良さや気持ちを表現できるのでそれが魅力だと思います。

    ◆どういう時に達成感を感じますか?

    やはり、ミスをしない演技ができた時や自分の思い描いた演技ができた時です。

    ◆つらかった場面は?

    目標としていた試合で内容が良くなかったり、練習でうまく出来なかったりすると苦しいです。

    ◆樋口選手は現在、5種類のジャンプ、コンビネーションジャンプ、更にトリプルアクセルにチャレンジし、成功させていますが、今後の課題は何ですか?

    去年までは失敗しない事だったんですが、これからは失敗しないのは当たり前にして、ジャンプの流れや高さなど質の部分を高めていくのが課題です。

    ◆樋口選手のジャンプは本当に加点の付く素晴らしいもので、表現力も素晴らしいですが、どういうトレーニングをされていますか?

    バレエをやっていて、最近では、自分で意識をして鏡を見ながら踊っています。

    ◆樋口選手がオリンピックを意識したのはいつですか?

    最初に意識したのはソチオリンピックの選考会であった、全日本選手権を生でフラワーガールとして見ていた時です。すごく熱い戦いで、誰が勝ってもおかしくない試合だったのですが、そこで選ばれた三人の選手がソチで素晴らしい演技をしているのを見て、私も出たいと思ったのが始まりです。

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    Personality
    荒川静香
    荒川 静香

    1981年12月29日東京都生まれ
    (幼少時代から仙台で過ごす)
    プリンスホテル所属。06年トリノ五輪でアジア人初の金メダルを獲得。同年5月にプロ宣言をし、アイスショーを中心に活動し、オリンピックキャスター、フィギュアスケート解説、テレビやイベント出演、コラム連載も行う。現在は、イタリアのピエモンテ州の観光大使を務めるなど様々な分野にも精力的に挑戦している。

    高橋尚子
    高橋 尚子

    1972年5月6日生まれ/岐阜県出身
    中学から本格的に陸上競技を始め、県立岐阜商業高校、大阪学院大学を経て実業団へ。98年名古屋国際女子マラソンで初優勝、以来マラソン6連勝。2000年シドニー五輪金メダルを獲得し、同年国民栄誉賞受賞。2001年ベルリンでは女性として初めて2時間20分を切る世界記録(当時)を樹立する。08年10月現役引退を発表。
    公益財団法人日本陸上競技連盟 理事、公益財団法人日本オリンピック委員会 理事、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会アスリート委員会委員長。その他「高橋尚子のスマイル アフリカ プロジェクト」や環境活動、スポーツキャスター、JICAオフィシャルサポーターなどで活躍中。

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