今年の3月に、2017年フリースタイルスキー&スノーボード世界選手権の男子モーグルで二冠を達成した、堀島行真選手にお話を伺いました。
(OA:2017年7月3日〜7月7日)
◆2017年フリースタイルスキー&スノーボード世界選手権の二種目で優勝して、いかがでしたか?
世界で一番になりたいと思って取り組んできた事が、ようやく叶ったというか、形になったと思っています。
ソチオリンピックの前のワールドカップから参加して、ずっと予選落ちを経験し、ずっと予選を突破して決勝に行きたい、優勝したいと思い続けていました。
勝ちたいという気持ちは強かったけど、結果にはなかなかつながらなかった。
周りの選手を見て、それ以上に自分は頑張らないといけないと思い、トレーニングに励んだ。
今回優勝できて、うれしい部分はあるんですが、まだ努力が足りていないと思っていたりします。
◆世界選手権に向けて努力した事は?
スキーは、実力の世界なので、世界選手権に出られる実力を蓄えないといけないと思っています。
今回は、ビッグイベントに向かって、全戦を全て戦いきる、そしていい成績を取る事を目標にしていました。
優勝してから、想像してもいない周りの反応に、最初は戸惑いもありましたが、期待されている事にしっかり応えられるようになりたいです。
オリンピックでは、金メダルを取りにいきたいと思っています。
今年の夏はしっかりトレーニングをしていきます。
◆オリンピックについてどう考えていますか?
オリンピックに対して、怖さだったり、不安だったりはありますが、金メダルを取る事を想像するとワクワクしています。
イメージをしながら自分を奮い立たせている。
この環境に感謝しています。
自分の限界以上に取り組まないといけないとオリンピックではメダルはとれないと思っています。
しっかり金メダルを取れる選手になりたいです。
日本男子初の金メダルに輝くもまだ努力が足りず、結果に満足していないという堀島選手、まだ19歳という若さなのに向上心と謙虚な姿勢が印象的でした。
◆自分のアピール部分を教えてください。
自分自身、アピールできる部分はないのですが、その中で自分の気持ち以上に皆に応えたいという気持ちは誰よりも強いです。
大会では集中して、一番になる事だけを考えて頑張りたいです。
結果で応えたいと思います。
堀島選手は、周りの期待を力に変えているみたいですね。
ピョンチャンオリンピックでは是非注目してください。
1981年12月29日東京都生まれ
(幼少時代から仙台で過ごす)
プリンスホテル所属。06年トリノ五輪でアジア人初の金メダルを獲得。同年5月にプロ宣言をし、アイスショーを中心に活動し、オリンピックキャスター、フィギュアスケート解説、テレビやイベント出演、コラム連載も行う。現在は、イタリアのピエモンテ州の観光大使を務めるなど様々な分野にも精力的に挑戦している。
1972年5月6日生まれ/岐阜県出身
中学から本格的に陸上競技を始め、県立岐阜商業高校、大阪学院大学を経て実業団へ。98年名古屋国際女子マラソンで初優勝、以来マラソン6連勝。2000年シドニー五輪金メダルを獲得し、同年国民栄誉賞受賞。2001年ベルリンでは女性として初めて2時間20分を切る世界記録(当時)を樹立する。08年10月現役引退を発表。
公益財団法人日本陸上競技連盟 理事、公益財団法人日本オリンピック委員会 理事、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会アスリート委員会委員長。その他「高橋尚子のスマイル アフリカ プロジェクト」や環境活動、スポーツキャスター、JICAオフィシャルサポーターなどで活躍中。