JOC企画スポーツラジオ番組 MY OLYMPIC

かつての名選手から将来有望な
オリンピック代表選手のタマゴまで、毎日選手を紹介。
スポーツの祭典「オリンピック」によって、
出場した選手が得たもの、出場を目指す選手たちが
日々感じること、
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情熱を語っていただき、オリンピック候補選手たちと
同世代のヤングリスナーを中心に伝えていきます。

JAPAN FM NETWORK 全国NET 
毎週月-金曜日 6:55-7:00

 OnAir Report

  • フェアリージャパンは団体だけでなく個人競技も魅力的です♪
  • 元新体操日本代表、畠山愛理さんにお話を伺いました。
    (2017年7月31〜8月4日OA)



    オリンピックには、2012年のロンドン大会、2016年リオデジャネイロ大会に出場した、新体操の畠山愛理さん。
    現役時代は、日本代表の主将を務めた経験もありました。

    ◆日本代表の主将になったきっかけは?

    ロンドンのチームの時に私を見てくれていた先生が、声を良く出すので、キャプテンに向いているんじゃないかという事で選んでくださいました。

    ◆主将になって、大変だったことは?

    最初に1人だけ突っ走り過ぎてしまい、それが良い方向に行かなかったのがありました。
    1人だけ焦っていて、まとめなければと思ったり、初めて団体として競技をする選手も入って来ていて、団体とは何かというのを初めから教えなければいけなかったです。
    ロンドンの入賞から次の世界選手権まで順位を落としたくなかったんです。絶対に。
    新チームになって、レベルが落ちたと思われたくなかったんです。
    先生とたくさん話したり、一人で泣いたりしていました。

    ◆リオデジャネイロオリンピック選考会を兼ねていた世界選手権では大変な時期を過ごされたと伺いました。

    本当に新体操は何が起こるか分からないので、一回失敗するだけで、今の採点方法だとすぐに順位が下がってしまうんです。ミスをしたら終わりになるほどだったので、リオの前の世界選手権は、私のメンタルも少し大変でした。
    目を瞑るだけで、曲が流れてきてしまい、曲を聴くと食いしばってしまい、寝ていて、起きると両頬が血まみれになっていました。
    それくらい世界選手権の時はピリピリしていました。
    気を抜いたら変なミスをしそうだったので、気は抜けませんでした。

    ◆競技生活最後の大会になったリオデジャネイロオリンピックで、日本のオリジナル技を組み込んだ演技について話を伺いました。

    四本投げはそんなに点数は高くないんですが、すごく難しいんです。
    日本しかやっていないんですが、演技の後半に持ってきて、今までの演技が良くても最後が悪かったら、印象が良くないじゃないですか、結構賭けでした。
    でも、チャレンジする気持ちを持って出場したんですが、決勝で決めることができず、オリンピックという舞台で決められたら良かったんですが、非常に悔しい気持ちがあります。
    ああいう難しい技を簡単にできるチームがやはり上位に残っているので、日本チームもサーカスのように最初から最後までリスキーなものを簡単にやってみせるようなチームになるとメダルも近いと思います。

    ※予選では、成功した技が決勝では失敗してしまい、ロンドンオリンピック大会の結果を上回る事が最終的にはできなかったフェアリージャパンでした。

    ◆新体操の団体競技と個人競技の魅力を教えてください。

    団体は、やはりチームワークが必要で、個人にはないダイナミックな演技が見られます。
    個人競技では、ロシアで合宿もしているので上位に入れる選手が何人もいるので、フェアリージャパンは団体だと思っていらっしゃる方もいると思いますが、これからは個人競技も是非みてもらいたいです。

    ◆引退を決めたきっかけは?

    リオデジャネイロオリンピック前に決めていた事なんですが、身体を酷使していた部分があり、自分の身体と相談をして決めました。
    リオでは全部出し切ろうと思いました。

    ◆引退後の生活はどう過ごしていきたいですか?

    まずは、新体操の普及に力をいれたいです。
    一度みたら、面白い競技だというのは分かってもらえると思うので、私が知ってもらうきっかけになる活動をしていきたいです。
    これまで選手として活動していたので、他のスポーツの事も伝えられると思います。
    東京オリンピックでは、選手としては出場しませんが、伝える側に立って、皆さんにスポーツの事を伝えていきたいと思っています。

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    荒川静香
    荒川 静香

    1981年12月29日東京都生まれ
    (幼少時代から仙台で過ごす)
    プリンスホテル所属。06年トリノ五輪でアジア人初の金メダルを獲得。同年5月にプロ宣言をし、アイスショーを中心に活動し、オリンピックキャスター、フィギュアスケート解説、テレビやイベント出演、コラム連載も行う。現在は、イタリアのピエモンテ州の観光大使を務めるなど様々な分野にも精力的に挑戦している。

    高橋尚子
    高橋 尚子

    1972年5月6日生まれ/岐阜県出身
    中学から本格的に陸上競技を始め、県立岐阜商業高校、大阪学院大学を経て実業団へ。98年名古屋国際女子マラソンで初優勝、以来マラソン6連勝。2000年シドニー五輪金メダルを獲得し、同年国民栄誉賞受賞。2001年ベルリンでは女性として初めて2時間20分を切る世界記録(当時)を樹立する。08年10月現役引退を発表。
    公益財団法人日本陸上競技連盟 理事、公益財団法人日本オリンピック委員会 理事、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会アスリート委員会委員長。その他「高橋尚子のスマイル アフリカ プロジェクト」や環境活動、スポーツキャスター、JICAオフィシャルサポーターなどで活躍中。

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