今週は、2017年8月に台北で開催されたユニバーシアード大会に出場した、飛込みの須山選手、馬淵選手と競泳の萩野選手にお話を伺いました。
●ユニバーシアード日本代表
3m飛板飛込
須山晴貴選手
◆飛込みの魅力について教えてください。
そうですね、飛び込みは、3m飛板飛込みと高飛び込みがあって、
たかとびこみは高いところから演技をするんですが、そのダイナミックさが魅力的で、
板飛び込みは、撓る板からキレイな美しさを競う演技なのが魅力的だと思います。
◆2020年東京オリンピックについて教えてください。
東京で開催されるということは、一生に一回の機会なので、その舞台に立ちたいという気持ちは大きいです。
日本で開催される特別なオリンピックなので、出場したいと思っています。
合わせて、その次(オリンピック)も狙いたいと思っています。
●ユニバーシアード日本代表
3m飛板飛込
3mシンクロ
馬淵優佳選手
団体銅メダル
◆馬淵選手の強みはどこにありますか?
3m入水感覚が人よりも優れてると思っています。
入水したらすぐに分かります。
自分でこれくらいの点数だという事が分かります。
人によって見え方が違いますが、空やプールを見て判断する人、身体の感覚で判断する人がいると思います。
しっかり見えてる人と見えていない人では感覚の良さが違います。
私は感覚で飛ぶのでプールや空が見えるのは気にしていなくて、身体の感覚だけで飛んでいます。
●ユニバーシアード日本代表キャプテン
萩野公介選手
◆キャプテンになっていかがですか?
今年の世界水泳でキャプテンをつとめさせていただき、去年のオリンピックでは副キャプテンでした。
よく周りをみないといけないなと思います。
チームを意識する事が大事だと思います。
◆プレッシャーはありましたか?
やはり全部の競技の選手団なので、自分は競泳の選手なので競泳全体としていい結果を出したいと思っています。
そして、その競泳の結果が他の競技にもいい影響を与えて、チーム全体としていい結果が出ればいいなと思います。
(※日本チームは総メダル数101個でした。)
◆国際大会について
同年代の世界レベルの選手が多いので、自分にとっては新たなライバルが見つかる瞬間だと思います。
オリンピックではいろんな年齢の人たちと戦える事が楽しかったです。
こういう国際大会では、やはり日本人だけでなくいろんな国の人たちと仲良くなって、今回は、君が勝ったから次は負けないなど新たな物語が生まれてくるわけで、そういった良い仲間を見つけてもらいたいと思います。
◆2020年のオリンピックに向かってユニバーシアードに参加している選手はどう思ってると思いますか?
僕は、大学1年の時に聞いたのですが、ユニバーシアード大会をステップに2020年のオリンピックを目指している選手は多いと思います。
今回の大会が一人一人にとって良い経験になる事を望んでいます。
◆目標は?
もう迫ってきていると思うので、3年と言ってもあっという間だと思います。
一日一日を大事に先に繋げられるいいレースを精一杯頑張っていきたいと思っています。
1981年12月29日東京都生まれ
(幼少時代から仙台で過ごす)
プリンスホテル所属。06年トリノ五輪でアジア人初の金メダルを獲得。同年5月にプロ宣言をし、アイスショーを中心に活動し、オリンピックキャスター、フィギュアスケート解説、テレビやイベント出演、コラム連載も行う。現在は、イタリアのピエモンテ州の観光大使を務めるなど様々な分野にも精力的に挑戦している。
1972年5月6日生まれ/岐阜県出身
中学から本格的に陸上競技を始め、県立岐阜商業高校、大阪学院大学を経て実業団へ。98年名古屋国際女子マラソンで初優勝、以来マラソン6連勝。2000年シドニー五輪金メダルを獲得し、同年国民栄誉賞受賞。2001年ベルリンでは女性として初めて2時間20分を切る世界記録(当時)を樹立する。08年10月現役引退を発表。
公益財団法人日本陸上競技連盟 理事、公益財団法人日本オリンピック委員会 理事、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会アスリート委員会委員長。その他「高橋尚子のスマイル アフリカ プロジェクト」や環境活動、スポーツキャスター、JICAオフィシャルサポーターなどで活躍中。