TOKYO FM 50th Anniversary

OKYO FM 開局50周年 村上春樹 produce MURAKAMI JAM いけないボサノヴァ supported by Salesforce 開催によせて ~Messages from TOKYO FM~

TOKYO FMでは、開局50周年の記念事業として、作家・村上春樹さんとのタッグのもと、
「MURAKAMI JAM」と題し、2月14日(日)に、ボサノヴァのライヴイベントを開催、オンラインで配信いたします。
開局50周年の節目は奇しくもコロナ禍と重なり、今回が、記念事業として開催する唯一のライヴイベントとなります。
このような時だからこそ、「“愛”を持ち寄って、素敵な音楽を楽しむ喜びを分かち合いたい」と、
いう想いのもと、愛の日であるバレンタインデーに、お届けします。
1日限りのスペシャルセッションを、共にお楽しみいただけたら幸いです。 MURAKAMI JAM 村上春樹 村上春樹
TOKYO FM 開局50周年記念 村上春樹 produce MURAKAMI JAM ~いけないボサノヴァ Blame it on the Bossa Nova~supported by Salesforce

MURAKAMI JAM 開催に寄せて

私はちょうど40年前、1981年にFM放送の世界に入りました。当時から、村上春樹さんを番組パーソナリティーに迎えることは、
我々ラジオの夢でした。
村上さんの作品には、読む人ひとりひとりが自分なりに創造する音楽の世界が同時に広がっているように
思います。村上さんご自身が企画し選曲して直接リスナーに語り掛ける、そんな我々の夢が2年前から実現しています。
そして2月14日は、村上さんが企画し豪華なミュージシャンに呼び掛けて司会進行やご自身の作品の朗読までやってしまうという、
全世界に配信するビッグプロジェクトです。
TOKYO FM 開局50周年企画「村上春樹 produce & appearance MURAKAMI JAM」は間違いなくあなたのからだの成分を前に揺さぶってくれるはずです。

株式会社エフエム東京 代表取締役社長 黒坂 修
Message

TOKYO FMに出演するパーソナリティの皆さんにも、
メッセージを寄せていただきました。

住吉美紀

私は村上さんの曲紹介が大好きです。まったく知らない曲だったり、少々マニアックな選曲だったりするのですが、1曲1曲にとてつもない愛情がこもっていて、村上さんがそこまで言うなら聴いてみたいなとか、なるほどそういう視点で楽しめるのかとか、とにかく気持ちが動くのです。

それはライブも然り。村上さんが司会をされるということですから、演奏者を目の前に、村上さんが今回はどんな言葉で曲たちを紹介するのか、楽しみでなりません。あと、ラジオでは確認できない、一体どんな表情でその曲紹介をしているのかが、今回は見られちゃうわけですよね・・・ふふふ。とっても楽しみです。

住吉美紀

LOVE

会場とオンラインは全く別物の楽しみだと思う。やる人は、テレビの生放送と会場ライブを同時にやるようなものだし、見る人はモチベーション次第でパジャマからカクテルドレスまでいくらでもドレスアップ可能。そんな時代に、バレンタイン×村上春樹さん×ボサノヴァですよ、みなさま。ボサノヴァギターのナイロン弦の響きは断然生でビリビリ感じたい、しかしながら大画面大音量で楽しむ贅沢も捨てがたい…本心を言うと、私は会場で、ルームドレスでワイン飲みながらソファに寝転んで犬などを撫でながら見たい。だめですかね?(笑)。リラックスして心を豊かにしてくれるに違いない愛の夜。ボサノヴァのせいにしてそれぞれの場所でどうぞロマンチックな時間を。

LOVE

ハマ・オカモト(OKAMOTO'S)

"さて、何が世界を救うだろう?"


日々音楽に救われている僕ですから、ラジオを通して、同じように音楽で救われる人がひとりでも増えたらな、と日々思いながらナビゲートしています。

MURAKAMI JAMが素敵な時間になりますよう、願っております!

ハマ・オカモト(OKAMOTO'S)

マンボウやしろ

何が世界を救うのか?考えれば考えるほどに難しいです。
果たして世界にとっての【本当の救い】とはなんなのか?
もしかしたら僕らはその答えを改めて探す貴重な機会に直面してるかも知れません。
僕はまだ世界がどこに向かうことが人類にとって素晴らしいことなのか?答えが見えてないので、この機会に世界や人々や自分を見つめながら模索したいと思います。
世界情勢に資本主義、テクノロジーに未知なる次の新型ウイルスなどなど、目を凝らさなければいけない場所は沢山ありますが、そんな時に柔らかさをくれるのが本やラジオの文化や芸術だと思います。
世界はどんな答えを出すのか?我々個人はどんな答えを出すのか?仮に世界と自分の答えが違っても良いのだと思います。
不謹慎ですが少し胸が高鳴ります。

マンボウやしろ

鈴木おさむ

とある葬儀。友人を襲った突然の悲劇。その葬儀の途中に流れてきた、亡き人が好きだった曲。その曲で、悲しみが、より大きな悲しみになった。
泣いていた人は更に泣いて泣き崩れた。
悲しみを大きな悲しみに変えたはずのあの曲は、時間とともに、あの悲しみを想い出に変えてくれた。
曲には色んな力があると、年を重ねるたびに気づかされる。

鈴木おさむ

中西哲生

「何が救うだろう」を特に意識して放送することは、これまでも幾度かありました。
東日本大震災や熊本地震、そして毎年どこかに大きな爪痕を残す台風や水害・・・。 マイクの向こうにいる人は、どんなふうに聴いてくれているのか? どんな“声”を求めているのか? 入ってくる情報を伝えることで精いっぱいの中、大変な状況にあるはずのリスナーから「ラジオから聞こえたあの曲のおかげで、気持ちが落ち着いた」という返事を聞くと、こちらのほうが救われたという想いを感じます。

翻っていま世界が包まれている状況。何が正解かわからない、雲をもつかむような状況の中で求められているものは? ひとつ思ったのは、これはスタジアムの観客席でみられるウェイブのような状況なのかな、ということです。突発的な災害ではなく、寄せては返す波のように時間的な余裕がある。“さて”と自分自身で考える時間もあるわけです。そんなときこそ、次の動きに自分がどう向き合えるのか。そのためには想像力が大きな力を発揮する、と僕は思っています。この先に起きそうなことを、常に想像していく。そのヒントになることを探し、そして伝えるために、毎週金曜日午後3時、マイクの前に座っています。

中西哲生

綿谷エリナ

「これ、好きなんだよね」友達の何気ない一言で世界が広がった日。
思わず泣いてしまったワンシーンで使われていたメロディーがずっと消えない日。
ざわつく会場でひとりライブの余韻にまどろんだ日。なぜか、自転車に乗るといつも決まった曲ばかりを鼻歌まじりで歌ってしまう・・・
あなたも似たような経験ありませんか?聴く心が変わるとまったく違うところへ連れて行ってくれるのが音楽だと思います。
どこへも行けない昨今ですが、目を瞑って、音が織りなすストーリーを想像しながらのショートトリップなら行き放題。
最近は、停まる階層によって違う国に行ける超高速エレベーターに乗りました(笑)
よかったら、あなたの耳旅の話も聞かせてくださいね。

綿谷エリナ

高橋万里恵

MURAKAMI JAM当日きっと私は家族とリビングで温かいコーヒーと、村上春樹さんの作品を読むと何故か食べたくなるサンドウィッチを頬張りながら、ワクワクと開演を待っていると思います。こんな風に音楽を楽しめる事、本当に贅沢過ぎると感じています。
当たり前の日常がガラッと変化したこの一年。思い出したのは、東北の震災直後の状況と少し似ているという事。あの時も自粛という言葉が多く聞かれるなか現地では、一つの音楽が、一つの絵が、一つの言葉が、困難な状況にある人々を笑顔にする瞬間に沢山出会いました。
当時人々の心に明るい光を灯したのは、困難な状況にいる人を楽しませたい、この瞬間だけでも笑ってほしいという真っすぐな気持ちだといつも感じていました。そしてそれは時間が経過した今でも「あの時のあれがねー」と笑顔で地元の人は話してくれます。
あの時のように、いまエンターテイメントは中々先が見えない中を進む人々の背中をそっと支えるものなんだと思います。数年後、私もMURAKAMI JAMと一緒に家族と過ごした時間を思い出して笑顔になっていると思います。

高橋万里恵

遠山大輔

番組で音楽がかかる時って基本ディレクター、パーソナリティが選んだ曲が流れリスナーが聴く、これだけ読むと『送る側、受け取る側』と分かれてる様ですが、僕の感覚としては『この音楽を電波の向こうのリスナーと僕達みんな等間隔で一緒に聴いている』というつもりでいつもいます!音楽が真ん中にあってそれ をみんなで囲む時間!MURAKAMI JAMを中心に大きく優雅な輪が拡がりますように!

遠山大輔

茂木健一郎(脳科学者)

人間の脳にとって「声」は感情を支えてくれる「安全基地」です。こんなにもむずかしい時代だからこそ、ラジオから響く人の声が多くの人の力になればとの思いで、私はTokyo FMの番組『Dream Heart』を担当させていただいています。声は、脳内では「音楽」としても処理されています。声のリズムやハーモニーが、言葉を超えた音楽、音楽の中から立ち上がる意味として人を支えるのです。楽器がメロディーを奏で、人の声が深い思いを歌う。そんな素敵な時間を村上春樹さんが紡ぐMURAKAMI JAM、ほんとうに楽しみです。人の心という「井戸」に降りて命の泉を見出す物語で世界中のひとたちを魅了してきた村上さんならではの「白魔術」。今から期待でわくわく心が踊ります!

茂木健一郎(脳科学者)

坂上みき

『The Legendary』では、ジョン・レノン、スティーヴィー・ワンダー、アレサ・フランクリンといったレジェンドを毎週たっぷりご紹介しています。
天才たちの音楽に触れると、たとえようのないシアワセに包まれます。
コロナ禍において不要不急と言われようが、音楽こそが、感情を解き放ち、五感にしみこみ、養分となり、明日への生きる力となる、そんな経験を何度繰り返してきたことでしょう。
音楽とともに、“言葉がしみる”と言ってもらえたら、なお一層うれしいな、と日々精進しています。先日番組で、アントニオ・カルロス・ジョビンを特集しました。ボサノヴァの静かなる情熱が、私のこころを、体を、ゆらすゆらす。バレンタインデーのMURAKAMI JAM、
村上さんの目配せによって、どれだけ“いけない”ボッサになるのか、ふふふ楽しみです。

坂上みき

村上春樹さんより

ポスター

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前回の「村上ジャム」、好評のうちに終えることができました。僕も楽しかったです。生の音楽ってやっぱりいいものですよね。
またやってほしいというみなさんからのリクエストも多く……わかりました。やりましょう。
バレンタイン・デーの夜に、「いけないボサノヴァ」というタイトルで、オール・ボサノヴァ祭りをやります。みなさん、ボサノヴァ好きですよね?
出演メンバーも豪華です。ハウスバンドの大西順子グループに、小野リサさん と、村治佳織さんが加わります。ボサノヴァ・ガールズ--いったい、どんなことになるでしょうね。みんなで愛を持ち寄って盛り上がりましょう。

村上春樹

村上春樹
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