2022.10.20
◆バドミントンを始めたきっかけは?
丸山:潮田さんのプロフィールを簡単に紹介したいと思います。1983年生まれ、福岡県出身。2008年北京オリンピックのバドミントン女子ダブルス日本代表“オグシオ”(小椋久美子さんとのペアの呼称)で活躍。2012年ロンドンオリンピックでは、バドミントン混合ダブルス日本代表“イケシオ”(池田信太郎さんとのペアの呼称)で活躍されました。オグシオは、全日本総合バドミントン選手権大会で5連覇など、バドミントンブームに貢献と。このとき、すごかったですよね?
潮田:ありがとうございます。
丸山:当時、オグシオとして話題になることはうれしいものですか?
潮田:アスリートとして注目されるのはうれしいです。バドミントンはマイナースポーツで(多くの人に)観てもらう機会が少なかったんですけど、急にスポットライトが当たって、街行く人がすごく声をかけてくれて。とても不思議な感覚でしたね。
丸山:潮田さんがバドミントンを始めたのは、3歳のときだと。
潮田:ちゃんと始めたのは、実質6歳のときなんです。お母さんがママさんバドミントンクラブで、趣味程度でやっていたんですけど、そこで3歳頃からよく体育館に連れられて。そこでちょっと遊びのような感じでやっていたんですけど、本格的に始めたのは、地域のクラブチームに入ってからです。
丸山:最初から楽しかったですか?
潮田:最初はすごくつまらなくて。ずっと素振りや正しい打ち方とか、基礎練習が(苦笑)。実践的なゲーム練習にいくまでにけっこう時間がかかったんです。
丸山:フォームをすごく大事に?
潮田:そうです。先生の教えでもあったんですけど、正しいフォームできれいなショットを打つことをすごく徹底していたので、最初は“つまらないな”と思っていました。
丸山:バドミントンの醍醐味や面白さを感じるまで時間がかかった?
潮田:そうですね。でも小学2年生になって小さな大会に出場できるようになって、段々とのめり込んでいきましたね。
丸山:才能を感じたのはいつですか?
潮田:小学3年生ぐらいですかね。
丸山:早いな(笑)。
潮田:わりと早いですね(笑)。才能を感じたというより、すごく印象的に覚えているのが、クラブの先生が「玲子はスポンジみたいだ」って。
丸山:吸収力が?
潮田:「言ったことをすごく吸収して、すごい」みたいなことを、お母さんに話していたんですよ。それを聞いて“私ってすごいんだ!?”みたいな。
丸山:調子に乗っちゃうタイプですね(笑)。
潮田:調子に乗っちゃっていました(苦笑)。
丸山:小学生時代に、もう小椋さんと勝負していたんですか?
潮田:そうなんですよ、全国小学生バドミントン大会で。
丸山:小学生のときは、どっちが強かったんですか?
潮田:一応、勝ちました。
丸山:さすがっす(笑)。
潮田:すごく不思議というか、実は私、その試合でおぐっち(小椋さん)と対戦したことを覚えていなかったんですよ。金沢での試合だったんですけど、12月ですごく雪が降ったんです。
丸山:うん。
潮田:それで試合中に停電してしまって、体育館がいきなり真っ暗になったんですね。20分ぐらい停電して、復旧してまた試合が再開して勝つことができたんですけど、実はそのときの対戦相手がおぐっちだったと聞いて。
丸山:ほぉ!
潮田:(試合中に)停電した印象はものすごく残っていたんですけど、意外と負けたほうが勝った人に対してすごく覚えているじゃないですか。
丸山:そりゃあそうですよ。
潮田:そのときは、わりと簡単に勝つことができたので、私は(対戦したことを)覚えていなくて、後々におぐっちに言われて「え~っ!」みたいな。「あのとき、おぐっちと試合していたんだ!?」ってビックリしました。
丸山:2位の人は、1位の人のことをしっかりと覚えているんですよ。
潮田:そうなんですよ。だから全国大会で自分が負けた相手のことはすごく覚えているんですよね。
◆バドミントンあるある?
丸山:バドミントンは個人スポーツだから誰も助けてくれないじゃないですか。ゴルフは、プロはみんな上手だから僕は80%ぐらいがメンタル勝負だと思うんですけど、バドミントンはどうなんですか?
潮田:本当にその通りで、どんなにすごい選手でも、やっぱり気持ちで引いてしまって力が出し切れなかったら勝負にならないですし、どの競技もそうだと思いますけど、結局メンタルだなというのはすごく感じますね。
丸山:ゴルフは止まっているボールを打つだけだから、全集中で静から動へと移る動きだけでいいけど、バドミントンは相手がどこに打ってくるかわからない競技だからすごく大変だろうなって。相手がどこに打ってくるか、わかるものなんですか?
潮田:難しいところではあるんですけど、相手の癖があるんですよ。なので、ここに打ったらこういうふうに返ってくるなという癖があったり、相手の必勝パターンみたいなものがあったり、もちろん逆に自分の必勝パターンもあったりするので、そこにいかに持ち込むか、みたいな。
丸山:へぇ~。
潮田:だから全部(どこに飛んでくるか)読んでいるのではなくて、そこにはめ込むみたいな作業でもあるんですよね。
丸山:奥が深いですね。しかも、シャトルが“ビュン!”っていったときは、500㎞/h近く?
潮田:男子だと、スマッシュの初速が490㎞/hオーバーぐらい。
丸山:卓球と同じぐらい目が追いつかないですよね。
潮田:そうですね。
丸山:相手が打った瞬間にパッとラケットを出す姿は“すごいな”って。やっぱり人より(反射神経が)研ぎ澄まされてくるものですか?
潮田:研ぎ澄まされてくると思います。
丸山:物が落っこちてもすぐに取れるみたいな(笑)。
潮田:反応はけっこう速いかもしれない(笑)。蚊とかの反応もけっこう速いかもしれない。
次回10月22日(土)の放送も、引き続き潮田玲子さんをゲストに迎えてお届けします。どうぞお楽しみに!
「AuDee(オーディー)」では、時間の都合上カットしたトーク部分も盛り込んだ「ディレクターズカット版」がアップされています。音声は「AuDee(オーディー)」アプリで聴くことができますので、ぜひそちらもチェックしてください。
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▶▶この日の放送内容を「radikoタイムフリー」でチェック!
聴取期限 2022年10月23日(日) AM 4:59 まで
スマートフォンは「radiko」アプリ(無料)が必要です。⇒詳しくはコチラ
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
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<番組概要>
番組名:NECネッツエスアイ presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY
放送日時:毎週土曜 7:00~7:25
パーソナリティ:丸山茂樹
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/moving/
潮田玲子「調子に乗っちゃっていました(苦笑)」バドミントンの才能を感じ始めた小学時代を振り返る
プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「NECネッツエスアイ presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY」。10月15日(土)の放送は、元バドミントン日本代表の潮田玲子(しおた・れいこ)さんをゲストに迎え、お届けしました。
◆バドミントンを始めたきっかけは?
丸山:潮田さんのプロフィールを簡単に紹介したいと思います。1983年生まれ、福岡県出身。2008年北京オリンピックのバドミントン女子ダブルス日本代表“オグシオ”(小椋久美子さんとのペアの呼称)で活躍。2012年ロンドンオリンピックでは、バドミントン混合ダブルス日本代表“イケシオ”(池田信太郎さんとのペアの呼称)で活躍されました。オグシオは、全日本総合バドミントン選手権大会で5連覇など、バドミントンブームに貢献と。このとき、すごかったですよね?
潮田:ありがとうございます。
丸山:当時、オグシオとして話題になることはうれしいものですか?
潮田:アスリートとして注目されるのはうれしいです。バドミントンはマイナースポーツで(多くの人に)観てもらう機会が少なかったんですけど、急にスポットライトが当たって、街行く人がすごく声をかけてくれて。とても不思議な感覚でしたね。
丸山:潮田さんがバドミントンを始めたのは、3歳のときだと。
潮田:ちゃんと始めたのは、実質6歳のときなんです。お母さんがママさんバドミントンクラブで、趣味程度でやっていたんですけど、そこで3歳頃からよく体育館に連れられて。そこでちょっと遊びのような感じでやっていたんですけど、本格的に始めたのは、地域のクラブチームに入ってからです。
丸山:最初から楽しかったですか?
潮田:最初はすごくつまらなくて。ずっと素振りや正しい打ち方とか、基礎練習が(苦笑)。実践的なゲーム練習にいくまでにけっこう時間がかかったんです。
丸山:フォームをすごく大事に?
潮田:そうです。先生の教えでもあったんですけど、正しいフォームできれいなショットを打つことをすごく徹底していたので、最初は“つまらないな”と思っていました。
丸山:バドミントンの醍醐味や面白さを感じるまで時間がかかった?
潮田:そうですね。でも小学2年生になって小さな大会に出場できるようになって、段々とのめり込んでいきましたね。
丸山:才能を感じたのはいつですか?
潮田:小学3年生ぐらいですかね。
丸山:早いな(笑)。
潮田:わりと早いですね(笑)。才能を感じたというより、すごく印象的に覚えているのが、クラブの先生が「玲子はスポンジみたいだ」って。
丸山:吸収力が?
潮田:「言ったことをすごく吸収して、すごい」みたいなことを、お母さんに話していたんですよ。それを聞いて“私ってすごいんだ!?”みたいな。
丸山:調子に乗っちゃうタイプですね(笑)。
潮田:調子に乗っちゃっていました(苦笑)。
丸山:小学生時代に、もう小椋さんと勝負していたんですか?
潮田:そうなんですよ、全国小学生バドミントン大会で。
丸山:小学生のときは、どっちが強かったんですか?
潮田:一応、勝ちました。
丸山:さすがっす(笑)。
潮田:すごく不思議というか、実は私、その試合でおぐっち(小椋さん)と対戦したことを覚えていなかったんですよ。金沢での試合だったんですけど、12月ですごく雪が降ったんです。
丸山:うん。
潮田:それで試合中に停電してしまって、体育館がいきなり真っ暗になったんですね。20分ぐらい停電して、復旧してまた試合が再開して勝つことができたんですけど、実はそのときの対戦相手がおぐっちだったと聞いて。
丸山:ほぉ!
潮田:(試合中に)停電した印象はものすごく残っていたんですけど、意外と負けたほうが勝った人に対してすごく覚えているじゃないですか。
丸山:そりゃあそうですよ。
潮田:そのときは、わりと簡単に勝つことができたので、私は(対戦したことを)覚えていなくて、後々におぐっちに言われて「え~っ!」みたいな。「あのとき、おぐっちと試合していたんだ!?」ってビックリしました。
丸山:2位の人は、1位の人のことをしっかりと覚えているんですよ。
潮田:そうなんですよ。だから全国大会で自分が負けた相手のことはすごく覚えているんですよね。
◆バドミントンあるある?
丸山:バドミントンは個人スポーツだから誰も助けてくれないじゃないですか。ゴルフは、プロはみんな上手だから僕は80%ぐらいがメンタル勝負だと思うんですけど、バドミントンはどうなんですか?
潮田:本当にその通りで、どんなにすごい選手でも、やっぱり気持ちで引いてしまって力が出し切れなかったら勝負にならないですし、どの競技もそうだと思いますけど、結局メンタルだなというのはすごく感じますね。
丸山:ゴルフは止まっているボールを打つだけだから、全集中で静から動へと移る動きだけでいいけど、バドミントンは相手がどこに打ってくるかわからない競技だからすごく大変だろうなって。相手がどこに打ってくるか、わかるものなんですか?
潮田:難しいところではあるんですけど、相手の癖があるんですよ。なので、ここに打ったらこういうふうに返ってくるなという癖があったり、相手の必勝パターンみたいなものがあったり、もちろん逆に自分の必勝パターンもあったりするので、そこにいかに持ち込むか、みたいな。
丸山:へぇ~。
潮田:だから全部(どこに飛んでくるか)読んでいるのではなくて、そこにはめ込むみたいな作業でもあるんですよね。
丸山:奥が深いですね。しかも、シャトルが“ビュン!”っていったときは、500㎞/h近く?
潮田:男子だと、スマッシュの初速が490㎞/hオーバーぐらい。
丸山:卓球と同じぐらい目が追いつかないですよね。
潮田:そうですね。
丸山:相手が打った瞬間にパッとラケットを出す姿は“すごいな”って。やっぱり人より(反射神経が)研ぎ澄まされてくるものですか?
潮田:研ぎ澄まされてくると思います。
丸山:物が落っこちてもすぐに取れるみたいな(笑)。
潮田:反応はけっこう速いかもしれない(笑)。蚊とかの反応もけっこう速いかもしれない。
次回10月22日(土)の放送も、引き続き潮田玲子さんをゲストに迎えてお届けします。どうぞお楽しみに!
「AuDee(オーディー)」では、時間の都合上カットしたトーク部分も盛り込んだ「ディレクターズカット版」がアップされています。音声は「AuDee(オーディー)」アプリで聴くことができますので、ぜひそちらもチェックしてください。
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聴取期限 2022年10月23日(日) AM 4:59 まで
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※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
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<番組概要>
番組名:NECネッツエスアイ presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY
放送日時:毎週土曜 7:00~7:25
パーソナリティ:丸山茂樹
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/moving/