2020.5.7
◆サッカーをやめてお笑いの道へ
丸山:学生時代からお笑い芸人を目指していたの?
梶原:もともとはスポーツ選手になりたくて。小学5年生のときにサッカーにハマって、当時は大阪代表に選ばれたこともあるんですよ。
丸山:カッコイイ!
梶原:ちょうどJリーグも盛り上がっているときでしたから、“Jリーガーになりたい”と思って。中学のときに、大阪屈指のめちゃくちゃ強いクラブチームに入ったんです。でも、そこですごい壁にぶち当たりまして。
丸山:へぇ~。
梶原:“なにくそっ!”って頑張るのもいいんですけど、僕が自分を褒めたいと思ったのは、“や~めた”だったんですよ。
丸山:すごい(笑)。
梶原:“これは1位になれない”って思ったんです。当時、カズ(三浦知良)さんとか、スーパースターになりたかったので。
丸山:でも、普通は“俺、ダメだからこっちに行きたいな”って、決めてから行くじゃない?
梶原:もともとお笑いが好きで。人に笑われたり、笑わせたりするのが好きだったんです。(サッカーは)中2で諦めて、お笑いへの道が明確に出てきたので、中3のときにきっぱりとやめて。
丸山:なるほど。
梶原:“吉本興業はすごい!”というイメージでしたから、当時から吉本一本で。NSC(吉本総合芸能学院)という学校があることも知っていたので、“高校を卒業したらそこに入ろう”と高1のときから決めていました。
丸山:相方の西野(亮廣)くんとの出会いもそこで?
梶原:そうですね。
丸山:どういう風に“コンビを組もう”ってなるの?
梶原:僕は1人でNSCに入ったんですけど、西野は相方っぽい人と一緒に入ってきていたんですよ。なので、お互い別々だったんです。
丸山:なるほど。
梶原:800人生徒がいたんですけど、月間MVPがそのなかから8人選ばれるんです。コンビなんで4組ですね。それに僕のコンビと西野のコンビが選ばれたことがあって。
丸山:ほぉ~。
梶原:それで、月間MVPに選ばれた人だけが集まる授業があって、そこで初めて西野と出会ったんです。そこで西野を見たときに、雷が走ったんですよ。
丸山:彼女じゃないんだから(笑)。
梶原:いやもう“ビリビリビリッ!”ってきて。西野のネタや風貌を見たときに、“コイツだ!”と思ったので、声をかけたんです。後々、聞いたら西野も僕を見てそう感じてくれていたらしくて。僕ら、コンビを組んだ場所、夜景ですからね。
丸山:えっ、気持ち悪いっ(笑)!
梶原:一緒にご飯食べて、「ちょっと、俺のバイクに乗ってくれへん?」って。西野の地元は兵庫の川西なんですけど、夜景が綺麗な場所に連れて行かれて。(夜景を見ながら)僕が「これだけの人を笑わすのは大変やな」って言ったんです。そしたら、西野が「俺らならできるよ」って、2人でハイッタッチしたんですよ。めちゃくちゃ気持ち悪いでしょ?
丸山:かわいらしいというか、気持ち悪いというか(苦笑)。
梶原:それが18歳のとき。
丸山:その現場、見たかったな~。
◆窮地を救った上沼恵美子との出会い
丸山:苦労したこととかはある?
梶原:そりゃあ、いっぱいあります。僕らはすごく運が良くて、早くに「はねるのトびら」が決まってテレビで活躍できたんですけど、「はねるのトびら」が終わってからですね、谷底に落ちたというか。西野は絵本を描いて結果を残して今も世界で活躍しているなかで、それを横で見ている自分がすごくつらくて。
丸山:そうだよね。
梶原:俺、どうしたらええんやろう……って。頑張って背伸びして、向いていないと思っていたテレビのひな壇に出てはスベるの繰り返しで。だんだんとオファーがなくなって……どん底でしたね。
丸山:負のスパイラルだね。
梶原:とはいえ、これまた変な話、メシは食べられるくらいは稼げていたんです。それはなぜかと言うと、西野が僕のために漫才をしてくれていたから、営業や舞台はあったので。でもそれが情けなくなってきて。
丸山:わかるわ~。
梶原:で、1回やめようと思ったんです、芸能界を。そこで運命的な出会いがあって……それが、上沼恵美子さんですね。「快傑えみちゃんねる」でレギュラーで使っていただいて、上沼さんから「あなたはスターになるべきですよ」って言ってくださった言葉が全てを変えてくれたんです。その言葉がなかったら、やめていたと思うので。
丸山:そこに行くべくして行ったんだね。
梶原:そう思いたいですね。僕もいろいろな人と話しましたけど、絶対にそういうタイミングってありますから。
丸山:相方もね、違う道で成功しているのもすごいことだし。
梶原:西野は本当にすごい。絵本の概念を変えましたよね、彼は。
丸山:格好とかも、どんどんアーティスト化していったもんね。
梶原:なんかね、ジョニー・デップみたいな格好して。1回、シルクハットにロングコートで漫才しだしたとき、“終わったな”と思いましたもん(笑)。
丸山:ハハハハハ! でも、すごく似合うよね。いい男だから。
次回5月9日(土)の放送も、どうぞお楽しみに!
そして、JFN PARKでは丸山茂樹のスピンアウト番組「MARUYAMA RADIO」が配信中! 丸山プロがゴルフに関する質問、疑問、人生相談などに答えます。音声は「JFN PARK」アプリで聴くことができます。
丸山プロへの質問・メッセージは、番組Webサイトからぜひお送りください! また、番組Instagramでは、ゲスト写真などをアップしていますので、ぜひこちらもチェックしてみてください。
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聴取期限 2020年5月10日(日) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:英語のアルク presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY
放送日時:毎週土曜 7:00~7:25
パーソナリティ:丸山茂樹
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/moving/
番組Instagram:@ movingsaturday_tfm
カジサック 芸能界を「やめようと思った」どん底から救った上沼恵美子との出会い
プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「英語のアルク presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY」。5月2日(土)の放送は、前回に引き続き、お笑いコンビ・キングコングの“カジサック”こと梶原雄太さんが登場しました。
◆サッカーをやめてお笑いの道へ
丸山:学生時代からお笑い芸人を目指していたの?
梶原:もともとはスポーツ選手になりたくて。小学5年生のときにサッカーにハマって、当時は大阪代表に選ばれたこともあるんですよ。
丸山:カッコイイ!
梶原:ちょうどJリーグも盛り上がっているときでしたから、“Jリーガーになりたい”と思って。中学のときに、大阪屈指のめちゃくちゃ強いクラブチームに入ったんです。でも、そこですごい壁にぶち当たりまして。
丸山:へぇ~。
梶原:“なにくそっ!”って頑張るのもいいんですけど、僕が自分を褒めたいと思ったのは、“や~めた”だったんですよ。
丸山:すごい(笑)。
梶原:“これは1位になれない”って思ったんです。当時、カズ(三浦知良)さんとか、スーパースターになりたかったので。
丸山:でも、普通は“俺、ダメだからこっちに行きたいな”って、決めてから行くじゃない?
梶原:もともとお笑いが好きで。人に笑われたり、笑わせたりするのが好きだったんです。(サッカーは)中2で諦めて、お笑いへの道が明確に出てきたので、中3のときにきっぱりとやめて。
丸山:なるほど。
梶原:“吉本興業はすごい!”というイメージでしたから、当時から吉本一本で。NSC(吉本総合芸能学院)という学校があることも知っていたので、“高校を卒業したらそこに入ろう”と高1のときから決めていました。
丸山:相方の西野(亮廣)くんとの出会いもそこで?
梶原:そうですね。
丸山:どういう風に“コンビを組もう”ってなるの?
梶原:僕は1人でNSCに入ったんですけど、西野は相方っぽい人と一緒に入ってきていたんですよ。なので、お互い別々だったんです。
丸山:なるほど。
梶原:800人生徒がいたんですけど、月間MVPがそのなかから8人選ばれるんです。コンビなんで4組ですね。それに僕のコンビと西野のコンビが選ばれたことがあって。
丸山:ほぉ~。
梶原:それで、月間MVPに選ばれた人だけが集まる授業があって、そこで初めて西野と出会ったんです。そこで西野を見たときに、雷が走ったんですよ。
丸山:彼女じゃないんだから(笑)。
梶原:いやもう“ビリビリビリッ!”ってきて。西野のネタや風貌を見たときに、“コイツだ!”と思ったので、声をかけたんです。後々、聞いたら西野も僕を見てそう感じてくれていたらしくて。僕ら、コンビを組んだ場所、夜景ですからね。
丸山:えっ、気持ち悪いっ(笑)!
梶原:一緒にご飯食べて、「ちょっと、俺のバイクに乗ってくれへん?」って。西野の地元は兵庫の川西なんですけど、夜景が綺麗な場所に連れて行かれて。(夜景を見ながら)僕が「これだけの人を笑わすのは大変やな」って言ったんです。そしたら、西野が「俺らならできるよ」って、2人でハイッタッチしたんですよ。めちゃくちゃ気持ち悪いでしょ?
丸山:かわいらしいというか、気持ち悪いというか(苦笑)。
梶原:それが18歳のとき。
丸山:その現場、見たかったな~。
◆窮地を救った上沼恵美子との出会い
丸山:苦労したこととかはある?
梶原:そりゃあ、いっぱいあります。僕らはすごく運が良くて、早くに「はねるのトびら」が決まってテレビで活躍できたんですけど、「はねるのトびら」が終わってからですね、谷底に落ちたというか。西野は絵本を描いて結果を残して今も世界で活躍しているなかで、それを横で見ている自分がすごくつらくて。
丸山:そうだよね。
梶原:俺、どうしたらええんやろう……って。頑張って背伸びして、向いていないと思っていたテレビのひな壇に出てはスベるの繰り返しで。だんだんとオファーがなくなって……どん底でしたね。
丸山:負のスパイラルだね。
梶原:とはいえ、これまた変な話、メシは食べられるくらいは稼げていたんです。それはなぜかと言うと、西野が僕のために漫才をしてくれていたから、営業や舞台はあったので。でもそれが情けなくなってきて。
丸山:わかるわ~。
梶原:で、1回やめようと思ったんです、芸能界を。そこで運命的な出会いがあって……それが、上沼恵美子さんですね。「快傑えみちゃんねる」でレギュラーで使っていただいて、上沼さんから「あなたはスターになるべきですよ」って言ってくださった言葉が全てを変えてくれたんです。その言葉がなかったら、やめていたと思うので。
丸山:そこに行くべくして行ったんだね。
梶原:そう思いたいですね。僕もいろいろな人と話しましたけど、絶対にそういうタイミングってありますから。
丸山:相方もね、違う道で成功しているのもすごいことだし。
梶原:西野は本当にすごい。絵本の概念を変えましたよね、彼は。
丸山:格好とかも、どんどんアーティスト化していったもんね。
梶原:なんかね、ジョニー・デップみたいな格好して。1回、シルクハットにロングコートで漫才しだしたとき、“終わったな”と思いましたもん(笑)。
丸山:ハハハハハ! でも、すごく似合うよね。いい男だから。
次回5月9日(土)の放送も、どうぞお楽しみに!
そして、JFN PARKでは丸山茂樹のスピンアウト番組「MARUYAMA RADIO」が配信中! 丸山プロがゴルフに関する質問、疑問、人生相談などに答えます。音声は「JFN PARK」アプリで聴くことができます。
丸山プロへの質問・メッセージは、番組Webサイトからぜひお送りください! また、番組Instagramでは、ゲスト写真などをアップしていますので、ぜひこちらもチェックしてみてください。
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聴取期限 2020年5月10日(日) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:英語のアルク presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY
放送日時:毎週土曜 7:00~7:25
パーソナリティ:丸山茂樹
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/moving/
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