2019.10.4
中西さんは、愛知県名古屋市出身。大学卒業後、1992年にJリーグ(日本プロサッカーリーグ)の名古屋グランパスエイトに入団。1997年には、川崎フロンターレに移籍し、2000年に現役引退しました。
引退後は、スポーツジャーナリストとして、サッカーをはじめ、さまざまなスポーツを取材。現在は、TOKYO FMで毎週金曜13時から放送中の「TOKYO SPORTS GOOD」のパーソナリティをつとめるなど、マルチに活動しています。
◆中西流・サッカー理論とは?
丸山:中西くんに、サッカー理論のポイントを教えてもらいたいんだけど。
中西:FIFAワールドカップで優勝することに関して、日本がどういうことをすれば優勝できるのかと常日頃考えていて。これだけ長くやってきていて、8つの国しか優勝していないんですね。しかも、国力のある国が勝っているわけではない。普通では存在し得ないようなものが、サッカーには必要なんじゃないかという感覚があって。
丸山:うん。
中西:日本のなかにある良さを、いかにサッカーに体現するかというのを考えています。
丸山:メッシ(FCバルセロナ)ってすごく日本型じゃないですか。背もそれほど高いわけではないけど、あれほどのストライカーになれるということは、日本人にもチャンスがあるんじゃないかって。
中西:おっしゃる通りです。日本が世界のトップクラスを相手にしたときにどう凌駕していくのか……体が小さいからとか、パワーがないからというのは、絶対言い訳にならないと思っているんです。そういったことをいろいろと消化したうえで、日本の良さ、例えば日本の建築って独特ですよね。八百万(やおよろず)の神、つまり「すべてのものには神が宿っている」という一神教ではない考え方、あとは技術力。この3つを日本が磨いていけば、誰も到達し得ないところに持っていけるヒントだと思っています。
◆パーソナルコーチとして手腕を発揮
丸山:中西くんの目から見て、昔よりも世界に通じている部分って出てきているんでしょ?
中西:十分出てきていると思います。僕は、2010年~2016年まで長友(佑都)選手のパーソナルコーチをしていたんですけど、そのときにすごくいろいろなヒントをもらった。彼はそれほど体の大きい選手ではない、でも世界のトップレベルの選手たちと一緒に遜色ないプレーをしていた。
丸山:はい。
中西:タイガー・ウッズのコーチをしていたブッチ・ハーモンのように、サッカー選手にも一人ひとりティーチングプロがいたほうがいいんじゃないかと思ったんです。新しいフォームを構築したり、「こういうものもあるよ」とアドバイスをしたりできるような存在になれればいいなと思って、2010年に始めたんです。それで、さっき話したようなヒントをどう長友選手に体現するかというのをやっていたんですけど、実際、彼は証明してくれて。ちょうど長友選手とやっていたころに、いま注目されている久保建英選手が小学生のときからパーソナルコーチをやることになって。
丸山:なるほど。
中西:僕がやっていることは、日本をいかに彼らのなかに見せられるか、ということなんです。日本らしさが彼らのなかに宿っていればチャンスがあると思っていて。同じ時空上で勝負するのではなく、違うベクトルのところで勝負できるような。丸山さんから見て、久保選手のことをどう思います?
丸山:予測がすごいなと。この人は次にこう動いてくるから、逆にこう仕掛けようとか、瞬時の数秒の間に突発的にすごいことを考えているんじゃないかというのが、彼のすごさなのかなって。
中西:さすがですね。僕が久保選手にずっと教えていくなかで、すごく大事にしていたのは、最後の最後に判断を変えられる選手かどうか、ということなんです。
丸山:鳥肌が立っちゃった。
中西:そうなるためには、どういう要素が必要なのかと僕は考えて、彼にいろいろなメニューを作っていたんです。僕は、ゴルフから学んでいる部分も大きくて。けっこう似ているじゃないですか。
丸山:似ていると思います。彼らも“点が取れる!”という場面って緊張すると思うんです。その緊張感の間にできることって気持ちじゃなくて、どんなことをしたらうまくいくのかと。最後に考えることって、僕はいつもそこだけなんですよ。スポーツって似ているんだなっていうのを改めて実感しました。
次回10月5日(土)の放送も、引き続き中西さんをゲストに迎え、お届けします。お楽しみに!
番組では丸山プロへのメッセージ、ゴルフに関する質問などを、番組Webサイトにて随時受付中! また、番組Instagramでは、ゲスト写真などをアップしていますので、ぜひこちらもチェックしてみてください。
----------------------------------------------------
【▷▷この記事の放送回をradikoタイムフリーで聴く◁◁】
聴取期限 2019年10月6日(日) AM 4:59 まで
スマートフォンは「radiko」アプリ(無料)が必要です。⇒詳しくはコチラ
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用頂けます。
----------------------------------------------------
<番組概要>
番組名:英語のアルク presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY
放送日時:毎週土曜 7:00~7:25
パーソナリティ:丸山茂樹
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/moving/
番組Instagram:@ movingsaturday_tfm
サッカージャーナリスト中西哲生が“指導で一番大事にしていたこと”とは?
プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「英語のアルク presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY」。9月28日(土)の放送は、スポーツジャーナリストの中西哲生さんが登場しました。
中西さんは、愛知県名古屋市出身。大学卒業後、1992年にJリーグ(日本プロサッカーリーグ)の名古屋グランパスエイトに入団。1997年には、川崎フロンターレに移籍し、2000年に現役引退しました。
引退後は、スポーツジャーナリストとして、サッカーをはじめ、さまざまなスポーツを取材。現在は、TOKYO FMで毎週金曜13時から放送中の「TOKYO SPORTS GOOD」のパーソナリティをつとめるなど、マルチに活動しています。
◆中西流・サッカー理論とは?
丸山:中西くんに、サッカー理論のポイントを教えてもらいたいんだけど。
中西:FIFAワールドカップで優勝することに関して、日本がどういうことをすれば優勝できるのかと常日頃考えていて。これだけ長くやってきていて、8つの国しか優勝していないんですね。しかも、国力のある国が勝っているわけではない。普通では存在し得ないようなものが、サッカーには必要なんじゃないかという感覚があって。
丸山:うん。
中西:日本のなかにある良さを、いかにサッカーに体現するかというのを考えています。
丸山:メッシ(FCバルセロナ)ってすごく日本型じゃないですか。背もそれほど高いわけではないけど、あれほどのストライカーになれるということは、日本人にもチャンスがあるんじゃないかって。
中西:おっしゃる通りです。日本が世界のトップクラスを相手にしたときにどう凌駕していくのか……体が小さいからとか、パワーがないからというのは、絶対言い訳にならないと思っているんです。そういったことをいろいろと消化したうえで、日本の良さ、例えば日本の建築って独特ですよね。八百万(やおよろず)の神、つまり「すべてのものには神が宿っている」という一神教ではない考え方、あとは技術力。この3つを日本が磨いていけば、誰も到達し得ないところに持っていけるヒントだと思っています。
◆パーソナルコーチとして手腕を発揮
丸山:中西くんの目から見て、昔よりも世界に通じている部分って出てきているんでしょ?
中西:十分出てきていると思います。僕は、2010年~2016年まで長友(佑都)選手のパーソナルコーチをしていたんですけど、そのときにすごくいろいろなヒントをもらった。彼はそれほど体の大きい選手ではない、でも世界のトップレベルの選手たちと一緒に遜色ないプレーをしていた。
丸山:はい。
中西:タイガー・ウッズのコーチをしていたブッチ・ハーモンのように、サッカー選手にも一人ひとりティーチングプロがいたほうがいいんじゃないかと思ったんです。新しいフォームを構築したり、「こういうものもあるよ」とアドバイスをしたりできるような存在になれればいいなと思って、2010年に始めたんです。それで、さっき話したようなヒントをどう長友選手に体現するかというのをやっていたんですけど、実際、彼は証明してくれて。ちょうど長友選手とやっていたころに、いま注目されている久保建英選手が小学生のときからパーソナルコーチをやることになって。
丸山:なるほど。
中西:僕がやっていることは、日本をいかに彼らのなかに見せられるか、ということなんです。日本らしさが彼らのなかに宿っていればチャンスがあると思っていて。同じ時空上で勝負するのではなく、違うベクトルのところで勝負できるような。丸山さんから見て、久保選手のことをどう思います?
丸山:予測がすごいなと。この人は次にこう動いてくるから、逆にこう仕掛けようとか、瞬時の数秒の間に突発的にすごいことを考えているんじゃないかというのが、彼のすごさなのかなって。
中西:さすがですね。僕が久保選手にずっと教えていくなかで、すごく大事にしていたのは、最後の最後に判断を変えられる選手かどうか、ということなんです。
丸山:鳥肌が立っちゃった。
中西:そうなるためには、どういう要素が必要なのかと僕は考えて、彼にいろいろなメニューを作っていたんです。僕は、ゴルフから学んでいる部分も大きくて。けっこう似ているじゃないですか。
丸山:似ていると思います。彼らも“点が取れる!”という場面って緊張すると思うんです。その緊張感の間にできることって気持ちじゃなくて、どんなことをしたらうまくいくのかと。最後に考えることって、僕はいつもそこだけなんですよ。スポーツって似ているんだなっていうのを改めて実感しました。
次回10月5日(土)の放送も、引き続き中西さんをゲストに迎え、お届けします。お楽しみに!
番組では丸山プロへのメッセージ、ゴルフに関する質問などを、番組Webサイトにて随時受付中! また、番組Instagramでは、ゲスト写真などをアップしていますので、ぜひこちらもチェックしてみてください。
----------------------------------------------------
【▷▷この記事の放送回をradikoタイムフリーで聴く◁◁】
聴取期限 2019年10月6日(日) AM 4:59 まで
スマートフォンは「radiko」アプリ(無料)が必要です。⇒詳しくはコチラ
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用頂けます。
----------------------------------------------------
<番組概要>
番組名:英語のアルク presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY
放送日時:毎週土曜 7:00~7:25
パーソナリティ:丸山茂樹
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/moving/
番組Instagram:@ movingsaturday_tfm