2019.11.8
◆三連覇の金字塔!
丸山:現在所属しているチーム、富士通フロンティアーズの歴史はどうなんですか?
西村:1985年に創部されたんですけど、初めて優勝したのは2014年ですね。それまでは決勝に何度か進出したんですけど、毎回負けて決勝の壁をずっと破れなかったんです。それが、2014年に初優勝したことによって、2016年、2017年、2018年と勝たせていただいて。
丸山:2018年は、リーグ戦全勝。これはすごいよね!
西村:やっている本人としては、もちろん試合に勝つことはうれしいことですけど、一戦一戦必死なので意識したことはなかったです。
丸山:加えて、「JAPAN X BOWL」と「ライスボウル」共に3連覇と。今は敵なしということ?
西村:どの試合も均衡しているので、そこは絶対的に気が抜けないですね。
丸山:社会人と学生ではレベルは全然違うものなの?
西村:昔は、「ライスボウル」で学生が勝つ試合もあったんですけど、今は社会人チームがずっと勝っていて。やはり個人技や能力とかは蓄積なので社会人のほうがレベルは高いです。逆に学生チームは組織力で戦ってくる感じです。
丸山:なるほど。今年の調子はどうですか?
西村:周りの皆さんのサポートもあり、無事に勝ち進んでいます。
丸山:今、一番強敵だなと思っているチームは?
西村:個人的には、オービックシーガルズですね。僕は、2009年から富士通フロンティアーズでプレーしているんですけど、毎回決勝で負けていた相手だったので。どのチームもすごく強いんですけど、負けていたときのイメージって強いじゃないですか? やはり毎回気は抜けないなと。
◆チームの強さの秘密
丸山:富士通フロンティアーズの強さの秘密はどこにあるの?
西村:もちろん選手の個々の能力の高さもあるんですが、チームスポーツなので、選手だけではなくスタッフやコーチ、マネージャーなど周りのチームメイトの方たちの取り組みに対する意識の高さですね。
丸山:アメフトのポジションの花形と言えば、クォーターバック。クォーターバックってすごいよね!?
西村:そうですね。キッカーの僕からすれば、あれはできないですよ(苦笑)。
丸山:富士通フロンティアーズのクォーターバックの選手は、スキルが高い?
西村:高いですね。今はアメリカ人のプレーヤー(バードソン マイケル選手)がやっているんですけど、肩がものすごく強いですし。クォーターバックはボールを投げるだけじゃなく走らなければならないし、ディフェンスがタックルにくるじゃないですか?
丸山:あれは怖いよね!
西村:でも、なかなか倒れないんですよね。タックルされてもボールを投げるし、さらにすごいのが、タックルされながら投げたボールを目で追っているんですよ。
丸山:え~っ!?
西村:投げ終わったら、はい終わりじゃなくて、最後までボールの行方やプレーの結果を目で追っているんです。それがすごいですね。
丸山:チームに外国人選手は何人までとかはあるの?
西村:4人までですね。オフェンスがプレーしている攻めのときは2人、ディフェンスで守るときは2人です。
丸山:アメフトってサッカーみたいに世界中の国の人がやっていないから、やっている国って少ないよね?
西村:少ないです。ただ、意外とフランスやオーストラリア、メキシコなど、クラブチームがあったり、やったりしている国もあったりします。
丸山:ワールドカップじゃ絶対アメリカに勝てないでしょ!?
西村:そうですね。やっぱりアメリカは強いですね。
丸山:アメリカでは異常な盛り上がりで、「スーパーボウル」のときには街に人がいなくなるもんね。
◆「日本一の母親にしたい」
丸山:西村選手のプレーを支える思いとは?
西村:家族ですね。母親を、日本一の母親にしたい。大学時代、母親が女手一つで姉弟3人を育ててくれていたんですけど、一般生だったので部費がけっこう高かったんです。いつもは母親が振り込んでくれていたんですけど、あるとき「これ、振り込んできて」と30万円をポンと渡されて。大学生でいきなりその額を手にしたとき、すごく手が震えて。ずっと1人で働いていたのもわかっていましたから。
丸山:うん。
西村:もちろん親への感謝はあったんですけど、何で返せるかとなったら、日本一になって日本一の母親にすることだなと思って。自分のためにやるのが一番だとは思うんですけど、自分がやることによって家族が喜んでくれる、楽しんでくれること。ましてや決勝は、東京ドームで3万人以上のお客さんの前で堂々とプレーする姿を観てもらえる。アメフトをやっているからこその経験を、家族にもしてもらえたらと。
次回11月9日(土)の放送は、落語家の林家たま平さんをゲストに迎え、お届けします。お楽しみに!
なお、番組では丸山プロへのメッセージ、ゴルフに関する質問などを、番組Webサイトにて随時受付中! また、番組Instagramでは、ゲスト写真などをアップしていますので、ぜひこちらもチェックしてみてください。
----------------------------------------------------
【▷▷この記事の放送回をradikoタイムフリーで聴く◁◁】
聴取期限 2019年11月10日(日) AM 4:59 まで
スマートフォンは「radiko」アプリ(無料)が必要です。⇒詳しくはコチラ
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用頂けます。
----------------------------------------------------
<番組概要>
番組名:英語のアルク presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY
放送日時:毎週土曜 7:00~7:25
パーソナリティ:丸山茂樹
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/moving/
番組Instagram:@ movingsaturday_tfm
「日本一の母親にしたい」アメフト西村豪哲選手、プレーを支える思いを語る
プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「英語のアルク presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY」。11月2日(土)の放送は、前回に引き続き、アメリカンフットボール・富士通フロンティアーズの西村豪哲(ひでてつ)選手が登場しました。
◆三連覇の金字塔!
丸山:現在所属しているチーム、富士通フロンティアーズの歴史はどうなんですか?
西村:1985年に創部されたんですけど、初めて優勝したのは2014年ですね。それまでは決勝に何度か進出したんですけど、毎回負けて決勝の壁をずっと破れなかったんです。それが、2014年に初優勝したことによって、2016年、2017年、2018年と勝たせていただいて。
丸山:2018年は、リーグ戦全勝。これはすごいよね!
西村:やっている本人としては、もちろん試合に勝つことはうれしいことですけど、一戦一戦必死なので意識したことはなかったです。
丸山:加えて、「JAPAN X BOWL」と「ライスボウル」共に3連覇と。今は敵なしということ?
西村:どの試合も均衡しているので、そこは絶対的に気が抜けないですね。
丸山:社会人と学生ではレベルは全然違うものなの?
西村:昔は、「ライスボウル」で学生が勝つ試合もあったんですけど、今は社会人チームがずっと勝っていて。やはり個人技や能力とかは蓄積なので社会人のほうがレベルは高いです。逆に学生チームは組織力で戦ってくる感じです。
丸山:なるほど。今年の調子はどうですか?
西村:周りの皆さんのサポートもあり、無事に勝ち進んでいます。
丸山:今、一番強敵だなと思っているチームは?
西村:個人的には、オービックシーガルズですね。僕は、2009年から富士通フロンティアーズでプレーしているんですけど、毎回決勝で負けていた相手だったので。どのチームもすごく強いんですけど、負けていたときのイメージって強いじゃないですか? やはり毎回気は抜けないなと。
◆チームの強さの秘密
丸山:富士通フロンティアーズの強さの秘密はどこにあるの?
西村:もちろん選手の個々の能力の高さもあるんですが、チームスポーツなので、選手だけではなくスタッフやコーチ、マネージャーなど周りのチームメイトの方たちの取り組みに対する意識の高さですね。
丸山:アメフトのポジションの花形と言えば、クォーターバック。クォーターバックってすごいよね!?
西村:そうですね。キッカーの僕からすれば、あれはできないですよ(苦笑)。
丸山:富士通フロンティアーズのクォーターバックの選手は、スキルが高い?
西村:高いですね。今はアメリカ人のプレーヤー(バードソン マイケル選手)がやっているんですけど、肩がものすごく強いですし。クォーターバックはボールを投げるだけじゃなく走らなければならないし、ディフェンスがタックルにくるじゃないですか?
丸山:あれは怖いよね!
西村:でも、なかなか倒れないんですよね。タックルされてもボールを投げるし、さらにすごいのが、タックルされながら投げたボールを目で追っているんですよ。
丸山:え~っ!?
西村:投げ終わったら、はい終わりじゃなくて、最後までボールの行方やプレーの結果を目で追っているんです。それがすごいですね。
丸山:チームに外国人選手は何人までとかはあるの?
西村:4人までですね。オフェンスがプレーしている攻めのときは2人、ディフェンスで守るときは2人です。
丸山:アメフトってサッカーみたいに世界中の国の人がやっていないから、やっている国って少ないよね?
西村:少ないです。ただ、意外とフランスやオーストラリア、メキシコなど、クラブチームがあったり、やったりしている国もあったりします。
丸山:ワールドカップじゃ絶対アメリカに勝てないでしょ!?
西村:そうですね。やっぱりアメリカは強いですね。
丸山:アメリカでは異常な盛り上がりで、「スーパーボウル」のときには街に人がいなくなるもんね。
◆「日本一の母親にしたい」
丸山:西村選手のプレーを支える思いとは?
西村:家族ですね。母親を、日本一の母親にしたい。大学時代、母親が女手一つで姉弟3人を育ててくれていたんですけど、一般生だったので部費がけっこう高かったんです。いつもは母親が振り込んでくれていたんですけど、あるとき「これ、振り込んできて」と30万円をポンと渡されて。大学生でいきなりその額を手にしたとき、すごく手が震えて。ずっと1人で働いていたのもわかっていましたから。
丸山:うん。
西村:もちろん親への感謝はあったんですけど、何で返せるかとなったら、日本一になって日本一の母親にすることだなと思って。自分のためにやるのが一番だとは思うんですけど、自分がやることによって家族が喜んでくれる、楽しんでくれること。ましてや決勝は、東京ドームで3万人以上のお客さんの前で堂々とプレーする姿を観てもらえる。アメフトをやっているからこその経験を、家族にもしてもらえたらと。
次回11月9日(土)の放送は、落語家の林家たま平さんをゲストに迎え、お届けします。お楽しみに!
なお、番組では丸山プロへのメッセージ、ゴルフに関する質問などを、番組Webサイトにて随時受付中! また、番組Instagramでは、ゲスト写真などをアップしていますので、ぜひこちらもチェックしてみてください。
----------------------------------------------------
【▷▷この記事の放送回をradikoタイムフリーで聴く◁◁】
聴取期限 2019年11月10日(日) AM 4:59 まで
スマートフォンは「radiko」アプリ(無料)が必要です。⇒詳しくはコチラ
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用頂けます。
----------------------------------------------------
<番組概要>
番組名:英語のアルク presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY
放送日時:毎週土曜 7:00~7:25
パーソナリティ:丸山茂樹
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/moving/
番組Instagram:@ movingsaturday_tfm