2019.9.20
◆バイカーから音楽、そして芝居の道へ……
丸山:舘さんと言えば、シンガーソングライターとしての一面もお持ちですが、音楽の道に進んだきっかけは、COOLSの結成ですか?
舘:COOLSはもともと、オートバイのチームの名前だったんですよ。最初は、映画のプロデューサーに「キミ、映画やらない?」って言われたんですけど、当時はまったく興味がなくて。その後、しばらくして音楽ディレクターが「レコードを出しませんか?」って。
丸山:それってスカウトですか!? 舘さんから履歴書とか送ったわけじゃないですよね?
舘:まったく。(当時は)音楽もやっていなかったですから。
丸山:その人たちは、どうやって舘さんのことを見つけたんですか?
舘:原宿でたむろしていたんですね。それで、「(レコードを)出してみないか?」と言われて……そのときも興味がなかったんですけど、お金をくれると言うので話を聞いてみたら「ハーレー(ダビッドソン)が買えるじゃん!」って(笑)。それで「じゃあ、やるわ」と。すごくでかいスタジオに連れていかれたんですけど、歌ったこともないんですよ。
丸山:歌を聴いたこともないのに!?
舘:とりあえず歌ってみたら、ガラスの向こうでみんな下を向いちゃうんですよ。初めて自分の歌を生音で聴いたら、無茶苦茶下手で……(苦笑)。でも、「大丈夫。何とかなりますから」って言われて、何とかなっちゃったんです。じゃあ、この前言われていた映画も“やってやろう”と思って、「暴力教室」に出て。
丸山:すごいいきさつですね。
舘:COOLSのデビュー曲「紫のハイウェイ」で、「歌詞を書け」って言われて。
丸山:作詞をしていると?
舘:そう。当時、横浜にガールフレンドがいてね。明け方にその子のところに向かう首都高が紫色に見えたんです。
丸山:わかります。朝早くゴルフに向かうときの感じですよね。この曲は売れたんですか?
舘:売れたんですよ。笑っちゃうでしょ? それで、「暴力教室」には松田優作さんが出ていて。現場ではすごくやさしかったですよ。いろいろなことを教えてくれました。
◆俳優としての礎となった渡哲也からの言葉
丸山:その後、「西部警察」シリーズ(テレビ朝日系)に出演されて。
舘:石原プロモーションから、「大都会」シリーズ(日本テレビ系)に「出てみないか?」と言われたんです。「やらないよ、テレビなんて。俺はロックンロールと映画だけで生きていくから」って断ったんです。その後、「『西部警察』をやるから、とりあえず出てくれ」と言われて、「半年だけやるわ」って。いま思うと無茶苦茶生意気だった(笑)。
丸山:すごいですね(笑)。
舘:「どんな刑事がやりたい?」って聞かれたから、「オートバイに乗ってやるのはどう?」って言ったら、「それいいね!」って。
丸山:だからあのキレッキレのバイクさばきが。
舘:それで、「オートバイは何がいい?」って言うから「もちろん、ハーレーだね」って言ったらすぐに用意してくれて。すごく甘やかされてこんなになっちゃった(苦笑)。
丸山:渡哲也さんとの出会いはどうだったんですか?
舘:「西部警察」の記者発表をやったんですけど、「その前に舘くんと会いたい」と言われて、会場近くの喫茶店で待ち合わせをしたんです。で、僕が行ったときにはもう渡が来ていて。店内に入っていったら渡がパッと立って、「舘くんですね。渡です」と言って握手をしてくれた。スターと言われる俳優さんのなかで、そんな俳優さんはまったくいなかったんですね。“あぁ、この人は違うんだな”と思って。
丸山:はい。
舘:で、記者発表が始まって。石原(裕次郎)さんや渡って自分のバスがあって、スター然として“すごいな”と思って。
丸山:いままで会った俳優さんとは、全然違った?
舘:全然違いますね。それで6ヵ月やったときに、渡から「ひろし、お前には華がある」と初めて言われたんです。いまでもその言葉だけを頼りに俳優をやっているのかな、という気がします。そんなことを言ってくれたのは、渡だけでしたね。
丸山:そんなきっかけがあったんですね。
次回9月21日(土)の放送も引き続き、舘さんをゲストに迎え、お届けします。お楽しみに!
なお、番組では丸山プロへのメッセージ、ゴルフに関する質問などを、番組Webサイトにて随時受付中! また、番組Instagramでは、ゲスト写真などをアップしていますので、ぜひこちらもチェックしてみてください。
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聴取期限 2019年9月22日(日) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:英語のアルク presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY
放送日時:毎週土曜 7:00~7:25
パーソナリティ:丸山茂樹
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/moving/
番組Instagram:@movingsaturday_tfm
舘ひろし 俳優としての礎となった渡哲也からの言葉とは?
プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「英語のアルク presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY」。9月14日(土)の放送は、前回に引き続き、俳優の舘ひろしさんが登場しました。
◆バイカーから音楽、そして芝居の道へ……
丸山:舘さんと言えば、シンガーソングライターとしての一面もお持ちですが、音楽の道に進んだきっかけは、COOLSの結成ですか?
舘:COOLSはもともと、オートバイのチームの名前だったんですよ。最初は、映画のプロデューサーに「キミ、映画やらない?」って言われたんですけど、当時はまったく興味がなくて。その後、しばらくして音楽ディレクターが「レコードを出しませんか?」って。
丸山:それってスカウトですか!? 舘さんから履歴書とか送ったわけじゃないですよね?
舘:まったく。(当時は)音楽もやっていなかったですから。
丸山:その人たちは、どうやって舘さんのことを見つけたんですか?
舘:原宿でたむろしていたんですね。それで、「(レコードを)出してみないか?」と言われて……そのときも興味がなかったんですけど、お金をくれると言うので話を聞いてみたら「ハーレー(ダビッドソン)が買えるじゃん!」って(笑)。それで「じゃあ、やるわ」と。すごくでかいスタジオに連れていかれたんですけど、歌ったこともないんですよ。
丸山:歌を聴いたこともないのに!?
舘:とりあえず歌ってみたら、ガラスの向こうでみんな下を向いちゃうんですよ。初めて自分の歌を生音で聴いたら、無茶苦茶下手で……(苦笑)。でも、「大丈夫。何とかなりますから」って言われて、何とかなっちゃったんです。じゃあ、この前言われていた映画も“やってやろう”と思って、「暴力教室」に出て。
丸山:すごいいきさつですね。
舘:COOLSのデビュー曲「紫のハイウェイ」で、「歌詞を書け」って言われて。
丸山:作詞をしていると?
舘:そう。当時、横浜にガールフレンドがいてね。明け方にその子のところに向かう首都高が紫色に見えたんです。
丸山:わかります。朝早くゴルフに向かうときの感じですよね。この曲は売れたんですか?
舘:売れたんですよ。笑っちゃうでしょ? それで、「暴力教室」には松田優作さんが出ていて。現場ではすごくやさしかったですよ。いろいろなことを教えてくれました。
◆俳優としての礎となった渡哲也からの言葉
丸山:その後、「西部警察」シリーズ(テレビ朝日系)に出演されて。
舘:石原プロモーションから、「大都会」シリーズ(日本テレビ系)に「出てみないか?」と言われたんです。「やらないよ、テレビなんて。俺はロックンロールと映画だけで生きていくから」って断ったんです。その後、「『西部警察』をやるから、とりあえず出てくれ」と言われて、「半年だけやるわ」って。いま思うと無茶苦茶生意気だった(笑)。
丸山:すごいですね(笑)。
舘:「どんな刑事がやりたい?」って聞かれたから、「オートバイに乗ってやるのはどう?」って言ったら、「それいいね!」って。
丸山:だからあのキレッキレのバイクさばきが。
舘:それで、「オートバイは何がいい?」って言うから「もちろん、ハーレーだね」って言ったらすぐに用意してくれて。すごく甘やかされてこんなになっちゃった(苦笑)。
丸山:渡哲也さんとの出会いはどうだったんですか?
舘:「西部警察」の記者発表をやったんですけど、「その前に舘くんと会いたい」と言われて、会場近くの喫茶店で待ち合わせをしたんです。で、僕が行ったときにはもう渡が来ていて。店内に入っていったら渡がパッと立って、「舘くんですね。渡です」と言って握手をしてくれた。スターと言われる俳優さんのなかで、そんな俳優さんはまったくいなかったんですね。“あぁ、この人は違うんだな”と思って。
丸山:はい。
舘:で、記者発表が始まって。石原(裕次郎)さんや渡って自分のバスがあって、スター然として“すごいな”と思って。
丸山:いままで会った俳優さんとは、全然違った?
舘:全然違いますね。それで6ヵ月やったときに、渡から「ひろし、お前には華がある」と初めて言われたんです。いまでもその言葉だけを頼りに俳優をやっているのかな、という気がします。そんなことを言ってくれたのは、渡だけでしたね。
丸山:そんなきっかけがあったんですね。
次回9月21日(土)の放送も引き続き、舘さんをゲストに迎え、お届けします。お楽しみに!
なお、番組では丸山プロへのメッセージ、ゴルフに関する質問などを、番組Webサイトにて随時受付中! また、番組Instagramでは、ゲスト写真などをアップしていますので、ぜひこちらもチェックしてみてください。
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<番組概要>
番組名:英語のアルク presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY
放送日時:毎週土曜 7:00~7:25
パーソナリティ:丸山茂樹
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/moving/
番組Instagram:@movingsaturday_tfm