JOC企画 スポーツラジオ番組 MY OLYMPIC STORY

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オリンピックには言葉にして伝えたい物語がある・・・
あのとき、あの瞬間、アスリートたちが感じた運命の一瞬を池松壮亮の朗読でご紹介していきます。Personality 池松壮亮

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OnAir Report - オンエアレポート

村上茉愛の、運命の一瞬

2020.08.01

【2020/8/1 O.A】
マイ オリンピック ストーリー。
アスリートたちが感じた運命の一瞬。

今週は、2017年の世界体操競技選手権のゆかで、見事優勝し、
ニッポン女子63年ぶりの快挙を成し遂げた、ミラクル・ヒロイン、
村上茉愛の運命の一瞬に迫りました。

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2016年8月16日現地時間14時47分、
     
リオデジャネイロオリンピック、体操女子種目別ゆか決勝。
     
村上茉愛は、やや緊張した面持(おもも)ちで、
     
出場選手の隊列のいちばん後にいた。
     
もし村上がメダルを獲得すると、ニッポン女子として、1964年
     
の東京オリンピック以来、実に52年ぶりの快挙となる。
     
女子体操の花形種目、ゆか。
     
村上自身にとっても、幼い頃から、ゆかに全てを賭けてきた。
     
小学6年生のとき、H難度の「シリバス」を成功させた。
     
「シリバス」とは、後方抱え込み2回宙返り2回ひねりの、大技だ。
    
躍動感あふれる演技と、愛くるしい笑顔。
     
ついたニックネームは、ゴムまり娘。
     
初めてのオリンピック。最もメダルに近い二十歳の女子に注目が
     
集まっていた。
     
演技が始まる。
     
スピードを加速!飛んだ!いきなりの「シリバス」!
     
・・・決まった。

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村上茉愛
1996年8月5日、神奈川県相模原市生まれ。
3歳のとき、母にすすめられ、体操を始める。
小学生のときから池谷幸雄が主宰する体操クラブに所属。
体操以外にも児童劇団に入り、女優としても活動。
中学時代には、ゆかと平均台で全国優勝。
17歳のときに、世界選手権の代表に選ばれる。

昨年、本来であればこの夏で引退を表明していた村上選手。
1年先に伸びた今、選手たちにとって、この時間の重みはどれほどのものなのでしょうか。
この先に彼女が光り輝く最高の舞台が待っていることを願っています。
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