JOC企画 スポーツラジオ番組 MY OLYMPIC STORY

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オリンピックには言葉にして伝えたい物語がある・・・
あのとき、あの瞬間、アスリートたちが感じた運命の一瞬を池松壮亮の朗読でご紹介していきます。Personality 池松壮亮

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OnAir Report - オンエアレポート

植草歩(空手・組手) の、運命の一瞬

2020.09.05

【2020/9/5 O.A】
マイ オリンピック ストーリー。
アスリートたちが感じた運命の一瞬。

今週は、東京オリンピックから新種目となる空手・組手に
出場が内定している、植草歩の運命の一瞬をお届けしました。

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2019年12月8日。群馬、高崎アリーナ。
     
全日本空手道選手権大会。女子の個人戦、決勝の舞台に
     
植草歩が立った。
     
体重無差別で競うこの大会には、五連覇がかかっている。
     
一週間ほど前に、プレミアリーグ・マドリード大会から

帰国したばかりで、体調は万全ではなかった。
     
他のオリンピック代表候補たちは、欠場する選手も多かったが、
     
植草には、この大会にかける強い思いがあった。
     
子供達やファンに、空手の楽しさ、自分の強さを見てほしい。
     
不調だった一年に区切りをつけて、新たな良い方向に進みたい。
     
開始56秒、中段突きを決めて、先取点を奪う。
     
「いつもの勝つ流れ。勝てる」
     
そう思った瞬間、決勝の相手・斎藤の回し蹴りが、

植草の頭に向かって伸びた。

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植草歩
1992年7月25日、千葉県生まれ。
小学三年生から空手を始める。
高校三年の時、国体で初めて全国優勝。
2015年より、全日本空手選手権四連覇。
組手68キロ(超)級で世界ランキング1位、
東京オリンピックへの出場も内定している。

恩師香川師範との出会い。
何度も辞めたいと思いながら厳しい稽古を積んだ大学時代
その厳しさがどのくらいのものだったか、知る由もありませんが
その時期を越えて何倍にも強く、大きくなった植草選手の空手。
こつこつと自ら切り開いてきた一本の道、それがどのようなものだったかのか
感じることができた今週のストーリーでした。
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