JOC企画 スポーツラジオ番組 MY OLYMPIC STORY

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オリンピックには言葉にして伝えたい物語がある・・・
あのとき、あの瞬間、アスリートたちが感じた運命の一瞬を池松壮亮の朗読でご紹介していきます。Personality 池松壮亮

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OnAir Report - オンエアレポート

岡崎朋美、運命の一瞬

2020.01.11

【2020/1/11 O.A】
マイ オリンピック ストーリー。
アスリートたちが感じた運命の一瞬。

今週は、5大会連続で冬季オリンピックに出場した、
女子スピードスケート界のレジェンド・岡崎朋美の一瞬に迫りました。

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1998年、2月13日。
     
長野オリンピック、スピードスケート女子500メートル、決勝。
     
黒いウェアに身を包んだ26歳の岡崎朋美が、スタートラインに構えた。
     
前回大会のリレハンメルと、大きく違うのは、スケート靴。
     
従来のシューズは、氷と接するブレードと靴本体が固定されていたけれど、スラップスケートは、かかとの部分が固定されていない。
     
シューズの革新は、タイムを1秒も縮めるという革命をもたらしたが、選手たちには、動揺が走った。
     
今までとは違う筋肉でコーナーを回りきらなくてはならない。
     
これまでとは異なった走法で氷と対話しなくてはならない。
     
でも、岡崎は前向きだった。
     
「スラップは氷との接触時間が長いので、つま先で、カンカンカンと楽に行ける。もちろん、今までのやり方を一から修正しないとダメだけど、より速く滑れる感覚は、ワクワクする」
     
どんなときも「朋美スマイル」を忘れない。
     
長野オリンピック。会場に、スタートの号砲が鳴り響いた。

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遅咲きといわれたアスリートが、長野オリンピックにおいて見事にその才能を爆発させた瞬間でした。

スポーツ万能で負けん気の強い少女時代、ライバル転校生の登場がきっかけでスピードスケートの世界に。

記憶に残るスマイルの裏側を垣間見ることができたストーリーでした。
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