JOC企画 スポーツラジオ番組 MY OLYMPIC STORY

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オリンピックには言葉にして伝えたい物語がある・・・
あのとき、あの瞬間、アスリートたちが感じた運命の一瞬を池松壮亮の朗読でご紹介していきます。Personality 池松壮亮

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OnAir Report - オンエアレポート

野口啓代の、運命の一瞬

2020.04.11

【2020/4/11 O.A】
マイ オリンピック ストーリー。
アスリートたちが感じた運命の一瞬。

今週も、池松壮亮さんに代わって平方元基さんが
朗読担当しました。

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2019年8月20日。

東京・エスフォルタアリーナ八王子。
     
スポーツクライミング世界選手権、女子複合決勝。
     
翌年の東京オリンピック出場が決まる、選考会でもある。
     
野口啓代は勝負カラーの赤いネイルを施した手を振り、登場した。

ロングヘアーのポニーテールには、母が、赤いリボンを

結んでくれた。

『全体の7位以内、かつ日本人最上位』をクリアすれば、

東京オリンピックへの出場が決まる。

野口は、この日にかけていた。

「この試合で、絶対に、オリンピックを決める」

強い覚悟で、野口は、目の前にそびえる壁を見据えた。

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今週は、日本のスポーツクライミング界を牽引してきた
野口啓代の運命の一瞬をお届けしました。

「一撃」にかけた壁との闘い。
やりなおしがきかない失敗したら負けの世界。
課題より能力が勝ってないとできないので本当の実力が試される

目標がかなった「オリンピック出場」。
そこを終着点にする決意。
家族のサポートにも応えるべく戦う、野口選手にエールを送りましょう!

来週も平方さんが朗読を担当してくれます。
どうぞお楽しみに!


野口啓代
1989年5月30日、茨城(いばらき)県生まれ。
2008年、ワールドカップ・ボルダリングで、
日本人女性としては、初の優勝を飾る。
その後も、ボルダリングでワールドカップ総合優勝4回を誇る、
クライミング界のレジェンドである。
昨年、東京オリンピック内定、日本人第一号となった。



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