JOC企画 スポーツラジオ番組 MY OLYMPIC STORY

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オリンピックには言葉にして伝えたい物語がある・・・
あのとき、あの瞬間、アスリートたちが感じた運命の一瞬を池松壮亮の朗読でご紹介していきます。Personality 池松壮亮

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OnAir Report - オンエアレポート

高藤直寿の、運命の一瞬

2020.04.25

【2020/4/25 O.A】
マイ オリンピック ストーリー。
アスリートたちが感じた運命の一瞬。

今週は、池松壮亮さんがカムバック。
久しぶりの朗読を聞かせてくれました。

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2016年8月6日。
     
リオデジャネイロオリンピック、柔道60キロ級。
     
金メダル確実と言われた選手が、準々決勝でまさかの一本負け。
     
3位決定戦に挑もうとしていた。
     
その選手とは・・・高藤直寿。
     
日本代表監督の柔道界のレジェンド、
     
井上康生が、「変幻自在の規格外!」と賛辞を惜しまない逸材は、
     
明らかに、苦しみ、動揺していた。
     
額に汗が光る。いつもの余裕は影をひそめ、
     
これから戦う、アゼルバイジャンのオルカン・サファロフ
     
を睨みつけた。
     
「これが・・・オリンピックか・・・
     
これが・・・魔物が棲んでいるというオリンピックの
     
恐ろしさなのか・・・」
     
高藤は、天を仰ぎ、目を閉じた。
     
もう、あとがない。
     
全て、出し切るだけだ・・・。

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今週は、柔道界のスーパースター、高藤直寿のリオでの運命の一瞬をお届けした。
東京では必ず金を獲りたい!と試合後のインタビューで語っていた姿が印象に残っています。
規格外の柔道家の活躍が楽しみでなりません!

高藤直寿
1993年5月30日生まれ、栃木県下野市出身。
7歳で柔道を始める。
その才能は規格外。小中高といずれも全国制覇を成し遂げ、
2013年には、ブラジル・リオデジャネイロで行われた
世界柔道選手権大会の60キロ級で優勝を果たし、二十歳で、
世界チャンピオンになる。
以降も破竹の快進撃は止まらず、柔道グランドスラムで優勝を続ける。

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