JOC企画 スポーツラジオ番組 MY OLYMPIC STORY

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オリンピックには言葉にして伝えたい物語がある・・・
あのとき、あの瞬間、アスリートたちが感じた運命の一瞬を池松壮亮の朗読でご紹介していきます。Personality 池松壮亮

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OnAir Report - オンエアレポート

見延和靖の、運命の一瞬

2020.06.20

【2020/6/20 O.A】
マイ オリンピック ストーリー。
アスリートたちが感じた運命の一瞬。

今週は、リオデジャネイロオリンピック、フェンシング・エペ
6位に入賞した、見延和靖の一瞬に迫りました。

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2016年8月9日。現地時間13時45分。

リオデジャネイロオリンピック。
     
フェンシング、男子エペ個人、準々決勝。
     
初めてのオリンピックでベスト8に進出した
     
見延和靖は、緊張を湛えた面持ちで
     
呼吸を整えながら登場した。
     
前を歩く対戦相手は、世界ランキング1位、フランスの
     
グリュミエ。
     
だが、ひるんではいなかった。見延の目標は金メダル。

フェンシングは番狂わせの多い競技だ。

これまで積み上げてきたものを、ぶつければ・・・

薄暗い会場に、赤と緑のランプが光っている。

研ぎ澄ました意識を、剣の先に集中させた。
     
決闘の、始まりだ。

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1987年7月15日、福井県生まれ。
高校からフェンシングを始め、名門法政大学へ進む。
2016年、リオデジャネイロオリンピックでは悲願の個人戦出場で、6位入賞。
2018ー19年シーズンには、ワールドカップで1勝、
グランプリで2勝し、世界ランキング1位で日本フェンシング界
史上初の、年間王者に輝いた。
2月に開催されたワールドカップ/カナダでは、団体3位に入賞。
今後の活躍を大いに期待したい、見延和靖選手のストーリーでした。



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