JOC企画 スポーツラジオ番組 MY OLYMPIC STORY

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オリンピックには言葉にして伝えたい物語がある・・・
あのとき、あの瞬間、アスリートたちが感じた運命の一瞬を池松壮亮の朗読でご紹介していきます。Personality 池松壮亮

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OnAir Report - オンエアレポート

早川漣の、運命の一瞬

2020.07.04

【2020/7/4 O.A】
マイ オリンピック ストーリー。
アスリートたちが感じた運命の一瞬。

今週は、ロンドンオリンピック、アーチェリー女子団体で
銅メダルを獲得した、早川漣の一瞬に迫りました。

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2012年7月29日。現地時間17時30分。

ロンドンオリンピック。
     
アーチェリー、女子団体、3位決定戦。
     
戦いの場は、1814年に創設されたクリケットの聖地、

ローズ・クリケットグラウンド。

整えられた鮮やかな緑の芝、

200年にも及ぶ歴史を誇る舞台に、日本のメンバー、
     
早川漣、蟹江美貴、川中香緒里が登場した。
日本アーチェリー史上初となる、団体のメダルを争う相手は、ロシア。
     
70メートル先には、直径122センチほどの的が待ち構えている。

他の二人よりも頭一つ分背の高い早川は、笑顔で歓声に応え、

仲間とハイタッチをした次の瞬間、鋭い視線で、的を見つめた。

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早川漣
1987年8月24日、韓国全州生まれ。
アーチェリーの最強国で実業団まで進むが、一度競技から離れる。
同じく北京オリンピックの日本代表選手だった姉に誘われて
来日後、日体大に入り、再び競技を始める。
2009年、日本国籍を取得し、大学四年の時、日本代表に初選出。
2012年ロンドンオリンピック女子団体で銅メダル獲得後、
一線を退いていたが、2016年、現役復帰。
今年行われた東京オリンピック予選では、1位で最終予選を通過中である。

一度第一線から退きながらも再び現役復帰。
その裏で支えるパートナーのサポート。
アーチェリーをやり続ける理由・確固たる決意。
穏やかな人柄でありつつも、その内なる心構えがひしひしと伝わってきました。
早川漣選手の今後の活躍に期待しつつ、応援しましょう!
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