JOC企画 スポーツラジオ番組 MY OLYMPIC STORY

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オリンピックには言葉にして伝えたい物語がある・・・
あのとき、あの瞬間、アスリートたちが感じた運命の一瞬を池松壮亮の朗読でご紹介していきます。Personality 池松壮亮

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OnAir Report - オンエアレポート

自転車男子チームスプリントの、運命の一瞬

2020.07.11

【2020/7/11 O.A】
マイ オリンピック ストーリー。
アスリートたちが感じた運命の一瞬。

今週は、アテネオリンピックで、自転車競技として、初めての
銀メダルを獲得した、自転車男子チームスプリントの
運命の一瞬をお届けしました。

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2004年8月21日、アテネオリンピック。
    
自転車男子・チームスプリント決勝。
     
チームスプリントとは、自転車のトラックレース。
     
男子は、一周250メートルのバンクを3人の選手が縦一列に並び、
     
スタートする。
     
1周ごとに、先頭の選手が抜けていく。
     
3番手の最終走者がゴールしたタイムで競い合う。
     
第一走者に求められるのは、瞬発力。
     
第二走者には、誰よりも速いトップスピードが、
     
第三走者には、粘り抜く持久力が要求される。
     
日本チームは、奇跡の決勝進出を果たした。
     
ドイツとの一騎打ち。
     
勝てば、金メダル。負けても、銀メダル。
     
長塚智広は、思った。
    
「シドニーで流した悔し涙は、忘れない」
     
伏見俊昭は、観客席に目を向ける。
     
「これが、世界か、これがオリンピックか・・・」
     
井上昌己は、腰に手をあてる。
     
「なんとか、耐えてくれ、オレの腰。これが最後の一戦だ」
     
アテネに降り立った三人の戦士が、
     
いま、明日に向かって漕ぎ出した。

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陸上や競泳と並んで、オリンピックにおける伝統のある種目自転車競技。
今週は、2004年のアテネオリンピックの前哨戦5月のオーストラリアのメルボルンで開催された
『世界選手権自転車競技大会』から、アテネオリンピックでの当日まで。
プロの現役競輪選手である長塚、伏見、井上、いずれも競輪界のトップスター、
日本の頂点を知っている三人が、初めて世界に挑んだその裏側にフォーカスしました。
技術・体力・作戦。
極限まで練り上げられたチームスプリントの本気の戦いは
ぜひ目の前で見てみたい種目です。
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