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オーイシマサヨシ 歌手を目指したきっかけは、両親からの“歌の採点”!?「小さい頃、お風呂場でよく歌うタイプで…」

2025.04.07
アーティストの「こっちのけんと」がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「G-SHOCK presents THE MOMENT」(毎週金曜17:00~17:25)。さまざまなゲストをお迎えし、生まれてからこれまでの時間のなかで、人の心に刻まれている「人生が変わった瞬間」=“MOMENT(モーメント)”を探ります。

3月14日(金)と3月21日(金)の放送では、アニソンシンガーのオーイシマサヨシさんがゲストに登場。この記事では14日の放送の模様をお届けします。歌手を目指すようになったきっかけや、忘れられない恩師の言葉について語ってくれました。

こっちのけんと、オーイシマサヨシさん



1980年生まれ、愛媛県出身のオーイシさん。2001年にロックバンド「Sound Schedule(サウンドスケジュール)」のVo/Gtとしてメジャーデビューして以来、音楽家として数々の作品を制作。2008年に大石昌良としてソロデビュー。全国のライブフロアのみならず、YouTubeやニコニコ動画などでも話題を呼び、若い世代からも支持を集めます。

アニメソングシンガー「オーイシマサヨシ」名義での活動も評価が高く、テレビアニメ「ダイヤのA」「月刊少女野崎くん」「オーバーロード」などのオープニング主題歌を担当した人気アニメも多数。アニメの主題歌の他にもアーティストへの楽曲提供などの制作依頼も数多く手がけています。

◆番組収録後に連絡先を交換した理由

オーイシ:けんとくん~! 来たよ~!

こっちのけんと:いい笑顔(笑)! 以前、「オーイシマサヨシ×鈴木愛理のでしょでしょ!!」(テレビ朝日公式YouTubeチャンネル「動画、はじめてみました」内)に出させていただきました。


オーイシ:鈴木愛理ちゃんと一緒にやっているレギュラー番組に、けんとくんをお呼びして、しかも曲も一緒に歌わせてもらったんですよ。

こっちのけんと:超光栄でした。

オーイシ:1回きりの収録だと、あまり仲良くなることってなかったりするんですけど、番組が終わった途端すぐLINEを聞いたもんね!「友達になれそう!」って思ったんです。

こっちのけんと:嬉しい~! あの頃って「このまま続けていていいのかな……」って思っていた時期だったんです。そのときにおふたりにお会いして、めっちゃかわいらしい感じで、ニコニコしながらも真面目に番組を進行している感じが「好きー!」って思って。

オーイシ:うれしい。よかった!

こっちのけんと:「今日は(オーイシさんに合わせて)黒縁メガネをかけて行きます!」と言ってね。これは正装です!

オーイシ:ありがとうございます!

◆風呂場での歌唱を親が採点

こっちのけんと:この番組は、ゲストの人生が変わった瞬間、“モーメント”を伺っていきます。オーイシマサヨシさんの1つ目のモーメントは?

オーイシ:「1985年頃 自分の歌を親に採点された」です!

こっちのけんと:採点された!?

オーイシ:僕は今45歳なんですけど、たしか幼稚園の年長ぐらいの頃、歌が大好きな子どもだったんですね。

こっちのけんと:当時から!

オーイシ:85年ってカラオケボックスがまったくなかった時代なので、ナチュラルなエコーを求めてずっとお風呂場で歌を歌っていたんです。お風呂場で歌っていたら、いつのまにか毎晩うちの親が採点するようになったんです。

こっちのけんと:ご両親は音楽の経験が?

オーイシ:まったくないですね。父親は愛媛県宇和島市出身なんですけど、宇和島では歌がうまい子だったらしいです。「歌に自信があるから俺に任せておけ!」って感じでした。

こっちのけんと:そもそも、どんな歌を歌うんですか?

オーイシ:谷村新司さんの「昴ーすばるー」とか、近藤真彦さんの「ケジメなさい」とかを歌っていました(笑)。

こっちのけんと:そりゃあ採点しますよ(笑)! そういった曲はお父様の影響で?

オーイシ:そうですね。当時はレコードで歌謡曲をよく聴いていたので、それを覚えてサビだけ歌って親に判定してもらっていました。父も母も子どもがやっぱりかわいいので、甘めの採点をするじゃないですか。

こっちのけんと:てっきり厳しめの点数かと思っていました(笑)。

オーイシ:全部90点以上(笑)。褒められるとその気になっちゃうんですよね。

こっちのけんと:わかります。僕も小さい頃お風呂場でよく歌うタイプで、高校生ぐらいになってから知ったんですけど、家の裏側に住んでいる家族から「お宅のお子さん歌がうまいですね」と言われたらしくて。

オーイシ:聞こえてたんだ!

こっちのけんと:その話を聞いてからめっちゃ自信が湧いてきました。

オーイシ:へええ! 僕はけっこう調子に乗って、幼稚園の卒園アルバムに「かしゅになりたい」と書いていたらしいです。

こっちのけんと:かわいいなあ。

オーイシ:ここからもう、(歌手への道を)ロックオンした感じはありましたね。

◆人生を変えた恩師の言葉

こっちのけんと:続いて、人生2つ目のモーメントは?

オーイシ:「1997年頃 進路指導の先生の助言」です。

こっちのけんと:1997年は僕が生まれた翌年です。

オーイシ:けんとくんってそんなに年下なの!? 貫禄は俺と同じぐらいある(笑)!

こっちのけんと:メガネの貫禄だけです(笑)。当時はおいくつですか?

オーイシ:高校2年生ですね。幼稚園の頃から「歌手になりたい」と思っていたので、高校1、2年ぐらいの多感な時期に歌手になる進路しか考えていませんでした。

こっちのけんと:すごい! 先生は困ったでしょうね。

オーイシ:そうですね。当時、勉強はちゃんとやっていて、僕は音楽の専門学校に行って、いろんなスキルを身に着けて、「すぐにでもデビューしたい!」みたいな感じだったんです。ただ、勉強ができているから、先生は4年生の大学を進めてきたんです。

こっちのけんと:ちゃんと勉強をしていたからこそ、もったいないんじゃないかという思いがあったんでしょうね。

オーイシ:音楽の専門的な学びがあるのもいいけれど、4年間いろんな環境下に置かれて曲を書いたり歌ったりするほうが、より夢に近付けるんじゃないかと説得されました。

こっちのけんと:すごく親身になってくれたんですね。

オーイシ:先生からは「音楽の専門学校は2年で結果を出さなあかんけど、4年生の大学だったら4年あるぞ」と言われて、そこで気持ちが揺らぎ始めたんですよ。

こっちのけんと:あんなに固まっていたのに(笑)!

オーイシ:もちろん、専門学校に行ったら行ったで道はあったのかもしれないですけども、大学の軽音楽部で組んだバンドでメジャーデビューするんですよ。それが「Sound Schedule」というバンドでした。

こっちのけんと:そうだったんですね!

オーイシ:先生の言葉がなかったらデビューしていなかったです。

こっちのけんと:高校生のときってまだ(名義が)「大石昌良」ですよね。

オーイシ:そうですね。このときから全国バンドコンテストの募集があったらデモテープを送って全国大会に出ていました。

こっちのけんと:そうなんですか!?

オーイシ:高校1年生のときに組んだバンドでデモテープ審査に受かって、愛媛代表として全国大会に出たりしていたので、めっちゃ調子に乗っていた時期なんですよ。

こっちのけんと:そうなっちゃいますよね(笑)。

オーイシ:あまりにも調子に乗り過ぎて、地元の祭りでヤンキーに絡まれることがけっこうありました(笑)。当時、先生とか周りにも「日本の歌手のなかで5番以内には入っていないけど、100番以内には入っている自信がある」と言っていました(笑)。

こっちのけんと:ちょっとだけ謙遜している(笑)。

オーイシ:“井の中の蛙”だったかもしれないんですね。田舎の小さなステージで自信をつけていって、そこから神戸の大学に進学することになるんですけど、そこのライブハウスで揉まれて、東京に出ていきました。ステージがどんどん大きくなっていったからこそ、こうやってデビューに繋がったのかなと思っています。

こっちのけんと:幼い頃から歌手になると決断していたからこそ、進路指導の先生も「ちゃんと将来を考えてあげないとな」という気持ちになったのかもしれないですね。

――番組では他にも、こっちのけんとが新曲「けっかおーらい」(4月7日に放送開始となるテレビアニメ「ヴィジランテ -僕のヒーローアカデミア ILLEGALS-」オープニングテーマ)について語る場面もありました。

<番組概要>
番組名:G-SHOCK presents THE MOMENT
放送日時:毎週金曜 17:00~17:25
パーソナリティ:こっちのけんと
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/moment/

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