「なんなんだこれは」というのが最初の感想。19世紀末のロシアの田園生活という舞台設定がなんともイメージしにくく、しかも話がとことん暗い・・・。しかし「未来が閉ざされデッドエンドにいる、中年の憂鬱を描いた作品」という解説を読み、一気に視界がひらけたような気がします。ところでこの戯曲、日本ではどんな方が演じてきたのか気になって調べたところ、2017年にワーニャ=段田安則さん/エレーナ=宮沢りえさん/ソーニャ=黒木華さん/セレブリャーコフ=山崎一さんで舞台化されていました。当時のインタビューが残っていましたが、演者のみなさん「最初は?だったけれど、やっているうちにどんどん面白くなってきた」と口をそろえて述べられています。キャストも豪華だし、いやぁーこの舞台は生で見てみたかった!
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