「はらぺこあおむし」と並んでエリック・カールさんの人気の絵本が1986年に出版された「パパ、お月さまとって！」です。ページから長いはしごが飛び出したり、大きなお月さまが現れたりとカールさんならではの楽しさがいっぱい。そしてこの絵本の誕生エピソードも素敵です。娘のサースティンさんが3、4歳の頃、窓からお月さまを見つけて「パパ、とって！」と言ったそうです。そこでカールさんは月の本をいくつか描いてみました。その後、28歳になったサースティンさんは、気持ちが落ち込んだ時、子供の頃にお父さんが描いてくれた月の本のスケッチを見て明るい気持ちになったとか。それを知ったエリック・カールさんは、この絵本を出版したいと思ったそうです。

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