2021年9月5日 | |||
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今回は、新潮文庫の「カレーライス〜教室で出会った重松清」という短編集で味わいました。この中には「カレーライス」をはじめ教科書によく掲載される小説、入試や模試に登場する短編など、重松清さんの作品が9編おさめられています。そしてこの本の中で小説とともに興味深いのは、重松さんによる「あとがき」。現在、大学で教えられていて、その学生さんたちとの交流の中で、自分の作品が「教科書で読まされた」ネガティブな存在だったことを知ったとか。しかし最初はしかたなく読まされた教材でも、意外なほど記憶に深く刻まれる、と重松さんは綴られています。さてあなたにとって記憶に深く刻まれている教室で出会った小説はなんですか?そして大人になった今、改めて読んでみたくなったりするでしょうか? |