心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。
明治に生まれ、大正・昭和に作品を発表した詩人「金子光晴」。1975年(昭和50年)6月30日、79歳で亡くなっています。命日を前に、ちくま日本文学の「金子光晴」の中から代表作を味わってみました。金子光晴研究の第一人者で評伝も記している詩人で俳人の原満三寿さんによると「金子光晴ほど、自分の生きてきた軌跡を長い生涯にわたって自分自身の手で書きつらねた文人も珍しい」。つまり自分の生涯にこだわりながら作品を生み出したということです。今回はその残された作品を味わうことで、金子光晴という詩人の生涯を感じてみました。そこに見えてきたのは、どんな想いだったのでしょうか?
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