2021年4月25日

松谷みよ子
『いないいないばあ』
(童心社)

心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。

刊行から53年、日本の絵本ではじめて累計出版部数700万部を突破した「いない いない ばあ」。4世代にわたって読み継がれている理由のひとつは、誰もが知っている遊びを絵本にしたこと。顔を両手でかくして「いないいない」・・「ばあ」。絵本の中では「くまちゃん」や「ねずみさん」「こんこんぎつねさん」が「いないいないばあ」をやってくれます。お父さんお母さんが、読み聞かせをしてあげることで親子のスキンシップが生まれ、赤ちゃんが笑顔になり、脳の発達にもつながります。また絵本を楽しむ豊かな時間をとおして、親御さんも子育てをする充実感を感じることができるのです。

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