心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。
ピースの又吉直樹さんが「愛してやまない」作品のひとつ、古井由吉さんの小説「杳子」。1971年の芥川賞受賞作です。又吉さんは20代の頃、この作品に出会い影響を受け「脳が揺れ実際にめまいを感じ、身体に直接影響を及ぼす小説があることに驚いた」そうです。その後、古井さんと又吉さんは雑誌の対談をきっかけに交流を持ち、又吉さんが小説「火花」で芥川賞を受賞する前から、作家としての才能を古井さんは認められていたそうです。残念ながら今年の2月に古井由吉さんは82歳で亡くなられています。あらためて代表作を味わってみました。
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