2020年07月19日

ブレイディみかこ
『ぼくはイエローでホワイトで、
  ちょっとブルー』
(新潮社)

心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。

「毎日出版文化賞」の特別賞や「Yahoo!ニュース|本屋大賞2019ノンフィクション本大賞」受賞など話題の作品「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」。1996年からイングランド南東部の町ブライトンで暮らすコラムニスト、ブレイディみかこさんのノンフィクションです。ブレイディみかこさんは23年前、ロンドンの銀行に勤務するアイルランド人の男性と知り合い結婚。しかし彼は数年前リストラされ、現在は子供の頃にやりたいと思っていた大型ダンプの運転手として働いています。そんなお二人の間に生まれた一人息子。この本は、その息子さんの中学校生活をとおして、今の世界や時代を見つめた作品です。

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