2020年03月29日

リンドグレーン
『やかまし村の子どもたち』
(岩波書店)

心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。

スウェーデンの児童文学作家アストリッド・リンドグレーンというと、まず浮かぶのが「長くつ下のピッピ」。メロディアス・ライブラリーでも2012年に取り上げた童話です。まだ9歳なのに一軒家にひとりで暮らす少女ピッピの物語。現在も世界中で読み継がれています。そしてもうひとつの代表作が「やかまし村」シリーズ。物語の語り手である女の子リーサと、ふたりのお兄さんラッセとボッセ。さらに三軒並んだ家には、ウッレ、ブリッタ、アンナという子供たちが住んでいます。この「やかまし村」の日常を描いたシリーズの1作目「やかまし村の子どもたち」。遊んで遊んで楽しみまくる子供たちの日々は、読者の心もワクワクさせてくれます。

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