2020年02月23日

アネット・チゾン
『おばけのバーバパパ』
(偕成社)

この絵本の原題は「バーバパパ」。しかし日本では「おばけの」という言葉がついています。というのも翻訳された時、日本では藤子不二雄さんの「おばけのQ太郎」が流行っていたからです。実は子供たちは「おばけ」が大好き。絵本や童話にも、「おばけ」が出てくる作品が数多くあります。せなけいこさんの「ねないこだれだ」は、寝ない子がおばけに連れていかれちゃうというお話。1969年に刊行されて50年愛されているベストセラーの絵本です。キヨノサチコさんの人気絵本「ノンタン」のシリーズにも「ノンタンおばけむらめいろ」という作品があります。ちょっと恐いけど恐いから見てみたい。子供の好奇心を楽しく刺激するのが絵本や童話の「おばけ」たちです。

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