2019年05月26日 | |||
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会社勤めをしながら小説を書き、1951年(昭和26年)に「英語屋さん」という作品などで直木賞を受賞した源氏鶏太。会社員の経験をもとにサラリーマン小説の第一人者として活躍します。昭和50年の時点で、源氏鶏太が刊行したのは長編小説90冊、短編小説およそ300編、随筆集18冊。「青空娘」を出版した3年後の昭和35年の文壇長者番付では、松本清張に次ぐ2位。時代を代表する流行作家になっていました。しかし生前「自分の作品で死後読まれるものがあるだろうか」と心配していたそうです。今回の「青空娘」をはじめ、絶版になっていた作品も多かったのですが、その魅力があらためて認められ復刊。ちくま文庫の帯には「全ての日本人に読んで欲しい響く傑作!」と書いてあります。 |