2019年04月28日 | |||
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小川洋子さんにとって同郷の内田百閧ヘやはり特別な存在。今回の「件」は、アンソロジー「小川洋子の偏愛短篇箱」にも収められているほど、心に残る百阨カ学のひとつだそうです。小川さんがはじめて読んだ時「こんな小説があるのか」と驚き、何度読み返しても新鮮に感じるとか。書いていないことにも想いをめぐらせることができる小説だそうです。ちなみに内田百閧ニいうと「メロディアス・ライブラリー」では、今までに小説「冥途」「サラサーテの盤」、随筆「古里を思う」、紀行文「阿房列車」を味わいましたが、今回の「件」も含めて、様々な魅力を持ち、ひと言では語れないほど奥の深い作家。今後も定期的に代表作を味わっていきたいと思います。 |