2018年9月23日 | |||
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「七草」「月」「虫」など秋にちなんだものを詠んだ詩歌。和泉式部と言った平安時代の歌人、小林一茶や与謝蕪村、松尾芭蕉など江戸時代の俳人、芥川龍之介や中島敦と言った作家、さらに長田弘さん、石牟礼道子さんなど現代に発表された作品も掲載されています。時代を超えて、日本人が「秋」に感じる想いはどこか共通していて、だからこそ遥か昔の人が詠んだ歌にも共感できるのです。ある季節が終わらないうちに次の季節を探り、また今の季節の中に前の季節が残っていることを見つける日本人。この感受性はどのように育まれたのか?俳人の長谷川櫂さんによる解説も興味深いので、ぜひ手にとってみてください。 |