2018年7月15日

かこさとし
『だるまちゃんとてんぐちゃん』
(福音館書店)

かこさとしさんは、戦争が終わった時、19歳でした。誤った判断で戦争という道にすすんだことは、自分も含めて当時の大人に責任があると感じたかこさん。戦後は「子供たちの役に立ちたい」と強く思われたそうです。そしてその想いは今年の5月に亡くなるまでずっと持ち続け絵本の中に込められてきました。1月には「だるまちゃん」シリーズの新しいお話が3作刊行されました。「だるまちゃんとかまどんちゃん」「だるまちゃんとはやたちゃん」「だるまちゃんとキジムナちゃん」です。かこさんは東日本大震災、そして福島の原発事故で被災された方達、また戦争中、戦後も苦労されている沖縄の方達に想いを込めてこの3つの絵本を発表されました。

...前に戻る