2018年3月4日 | |||
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1929年、ニューヨークで生まれたエリック・カールさん。6歳の時から両親のルーツであるドイツで17年間暮らしています。カールさんの絵の才能を育ててくれたのは、ドイツ時代の先生でした。ナチス政権下、絵を描くことも禁じられていた時代に、カールさんがこっそり描いた絵を一人だけ見てくれた先生がいました。その先生は隠して持っていたピカソやマチスの絵を見せてくれたそうです。その後、アメリカに戻ったカールさんはグラフィック・デザイナーとして活動。お料理本の挿絵の仕事で出会った編集者アンさんに「はらぺこおおむし」のアイデアを伝えたところ、「最後を蝶にしたら」と提案されて物語の美しいエンディングが決定しました。 |