2018年2月11日 | |||
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日本人のご両親のもと長崎で生まれ、5歳まで暮らしていたカズオ・イシグロ。その後、お父様の仕事の関係でイギリスに渡り、15歳になるまではいつか日本に帰るものと思っていたそうです。そのため常に5歳まで暮らしていた日本や、両親から聞かされてきた日本のことを思い巡らしながら成長し、いつしかかけがえのないものとして心の中に存在するようになったということです。しかしその心にあるかけがえのない世界が、歳を重ねるごとに薄らいでいくと感じ、それを書き残そうと思ったのが小説家になるきっかけだったそうです。ルーツである日本から大きく影響を受けたということ。日本人の私たちにとっても、今回のノーベル文学賞受賞は嬉しいものとなりました。 |