2018年2月4日

『ネギをうえた人-朝鮮民話選』 (岩波少年文庫)

心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。

韓国の平昌で冬季オリンピックが開催されることにちなんで、今回選んだのは「ネギをうえた人〜朝鮮民話選」です。この本を読むと感じるのは「トラ」の出てくる民話が多いということ。「トラとウサギ」「恩をかえしたトラ」「金剛山のトラ」「わるいトラ」。そして「金のつなのつるべ」というお話にも、おなかをすかせたトラが登場します。昔からトラは朝鮮半島で畏敬の念を抱かれている存在で、民話にも多く登場するそうです。またオリンピックのマスコットにも「トラ」が選ばれていて、平昌オリンピックでは「スホラン」と名付けられた白い虎。1988年のソウルオリンピックでは「ホドリ」という虎が人気となりました。

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