心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。
イギリスの作家メアリー・ノートンが1952年に発表して、児童文学賞「カーネギー賞」も受賞している童話「床下の小人たち」。日本では1956年に出版され多くの方たちに読み継がれています。また2010年に公開されたスタジオジブリのアニメ映画「借りぐらしのアリエッティ」の原作としても知られています。登場するのは床下に暮らす「借りぐらしの人たち」。お父さんのポッド、お母さんのホミリー、娘のアリエッティ。彼らは人間の住処に行って必要なものを借りてくる。だから「借りぐらし」と呼ばれています。しかしいつものようにお父さんのポッドが人間の世界に出かけていった時、なんと男の子に見られてしまうのです。
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