2016年11月20日
ロアルド・ダール
『すばらしき父さん狐』
 (評論社)

1916年、ノルウェー移民の両親のもと生まれたロアルド・ダール。パブリックスクール卒業後、石油会社に就職。第二次世界大戦が始まるとイギリス空軍のパイロットとして従軍しています。戦後、作家として活動を開始。1953年、女優のパトリシア・ニールと結婚後、児童文学を本格的に手がけるようになりました。というのもロアルド・ダールは、自分の子供たちがまだ小さい頃に、毎晩、新しいお話を作って聞かせたとか。その豊かな親子の時間をとおして、子供たちがどんな物語が好きかを知ることができたのです。「すばらしき父さん狐」は、子供に対する父親の愛情があふれている物語。父さん狐は、そのまま作者ロアルド・ダールの姿と重なります。

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