2016年10月23日
ラドヤード・キプリング
『ジャングル・ブック』
 (岩波少年文庫)

「ジャングル・ブック」の作者であるラドヤード・キプリングは、1865年に当時イギリスの統治下にあったインドで生まれ、5歳まで暮らしました。その後、イギリスに戻りますが、16歳の終わりに再びインドに渡り、当時イギリス領で、現在パキスタンの町になっているラホールで新聞記者として働きはじめます。そのかたわら創作活動を続け詩集や小説を発表。1894年に「ジャングル・ブック」を出版しています。この作品の魅力はジャングルの音が聞こえてきそうなほどのリアリティとスケールの大きさ。ジャングルを身近に感じ、人間社会から少しはみ出た視点を持つキプリングだからこそ書けた作品なのではないでしょうか?

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