心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。
「ゲゲゲの鬼太郎」の生みの親である漫画家・水木しげるさん。彼が少年時代を綴ったエッセイ集が「のんのんばあとオレ」。これを読むとなぜ水木さんが妖怪に興味を持つようになったのか、そのきっかけも知ることができます。水木しげるさんは、1922年(大正11年)生まれ。育った鳥取県境港では神仏に仕える人のことを「のんのんさん」と呼んでいて、その人がおばあさんなら「のんのんばあさん」。水木さんの家にも、その「のんのんばあ」がよく来ていて、お化けや妖怪のことを教えてくれたそうです。そのことから妖怪に興味を持つようになり、やがて「ゲゲゲの鬼太郎」という漫画にもつながっていきます。
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