2016年7月3日
ドナルド・キーン
『二つの母国に生きて』
 (朝日文庫)

ドナルド・キーンさんが日本に興味を持つ最初のきっかけとなったのが、紫式部の「源氏物語」。1940年、ニューヨークのコロンビア大学の学生だった18歳の時、本屋さんで英語に翻訳されたものを見つけたそうです。その本との出会いがキーンさんのその後の人生を決定付けました。太平洋戦争中、日本語の通訳として戦地に行き、戦後から本格的に日本文学、そして日本文化を研究されてきたドナルド・キーンさん。昭和28年、31歳の時に京都大学大学院に留学。その後、谷崎潤一郎、川端康成、三島由紀夫、安部公房など日本を代表する作家と交流。中でも三島由紀夫は「天才」だと思うほど才能を感じたそうです。

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東京都北区立中央図書館
ドナルド・キーン・コレクションコーナー
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