心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。
本屋さんの絵本コーナーで平積みになっていたり、お洒落なカフェのテーブルにそっと置かれていたりと、子供にも大人にも愛されている「ぼくを探しに」。アメリカの作家でイラストレーターでもあるシルヴァスタインが1976年に発表した絵本です。日本では作家・倉橋由美子さんの翻訳で1977年に出版。40年近く読み継がれている作品。線だけで描かれたパックマンのような主人公が、自分にとって足りないかけらを探しにいく物語。シンプルな世界の中に様々なメッセージが込められて、読む人によっても、読んだ時期や年齢によっても感じ方が違ってきます。昔、読んだことがある方も、久しぶりにページを開いてみると、あらたな発見があるかもしれません。
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