2016年3月6日 | |||
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東日本大震災が起きる前、体調を崩された長田弘さん。震災のあとに大手術を受けられ、その4年後の昨年5月、75歳で亡くなっています。しかし亡くなられたあとも長田さんの残された言葉に触れることで様々なことを感じられます。「詩の樹の下で」という詩集は、ひとりひとり誰の心の中にも樹のある風景が広がっていることを教えてくれます。それは子供の頃に登った庭の樹だったり、洞の中に入ってみたくなった大きな古い樹だったり。人間の想いが樹と結びつくことで、人がたどりつけない記憶の場所に到達することが出来るのです。詩集「詩の樹の下で」を手にした時、さてあなたの心に見えてくるのはどんな記憶の風景でしょうか? |