2015年11月15日
アーサー・ミラー
『セールスマンの死』
 (ハヤカワ演劇文庫)

アーサー・ミラーというと、マリリン・モンローと結婚していたことでも知られています。1950年代、アメリカでは共産主義を排除しようとする動きが強くなり、アーサー・ミラーもその犠牲となります。マリリン・モンローと結婚していたのはそのような苦難の時代。彼女は陰になり日向になりミラーを支えました。しかしその結婚生活も5年で破局を迎えてしまいます。その後も反戦運動や不当な差別に苦しむ反体制の作家の救済を呼びかけるなど常に社会的な視点を持った劇作家アーサー・ミラー。2005年2月10日、89歳で亡くなっていますが、この日は「セールスマンの死」がはじめてブロードウェイで上演された日と同じ日でした。

...前に戻る