2015年09月27日
モーリス・センダック
『かいじゅうたちのいるところ』
 (冨山房)

モーリス・センダックは、ポーランドからアメリカに移り住んだユダヤ人の両親のもと、1928年、ニューヨークで生まれました。子供の頃、病弱でベッドで過ごすことが多く、そんな時、お父さんに物語を聞かせてもらったとか。その物語は決まって恐ろしいもので、不思議な力を持つ人形や悪霊の王などユダヤの伝説上の生き物をもとにしたお話。モーリス少年は夢中になってその物語を聞いていました。そんな記憶がベースになっている絵本「かいじゅうたちのいるところ」。世界中の子供たちの心をとらえ、日本でも最初に紹介されたのは1966年「いるいるおばけがすんでいる」という題名で翻訳されました。その後1975年には「かいじゅうたちのいるところ」として出版。今年は40周年です。

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