2015年08月02日 | |||
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小説「青い麦」を書いたフランスの作家コレット自身、ドラマチックな人生を送った女性でした。1873年に生まれたコレットは、二十歳で結婚。相手はジャーナリズムの世界で活躍する男。彼は詩や小説、音楽評論なども発表していた人物で、妻コレットの才能も感じていました。彼の勧めではじめて書いた小説は、結局、夫の名前で発表することになります。その後、2度離婚して3度結婚するコレット。作家として活躍後も、パントマイム役者としてデビューしたり、また女優としての活動もおこなっています。20世紀のはじめに自由奔放に生きたコレット。自分の感性に忠実な彼女の生き方は、小説「青い麦」の中にも込められています。 |