心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。

残り少なくなった2014年。今年、文学にちなんだ話題の人物というと村岡花子さん。NHKの連続テレビ小説「花子とアン」でその半生が描かれていました。それまでは「赤毛のアン」の翻訳を手掛けられた方というイメージしかありませんでしたが、このドラマを通して、村岡さんがどんな人生を歩み、どんな想いで翻訳家になられたのか。どうして「赤毛のアン」を翻訳するようになったのかも知ることができました。今回選んだ1冊「腹心の友たちへ」は、さらに村岡花子さんを身近に感じるエッセイ集。生まれた山梨のことや学生時代の思い出、結婚のエピソードや家族のこと、翻訳家としての想いなどが綴られています。

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