心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。
1970年にアメリカで刊行され、その後、全世界で4000万部のベストセラーとなった小説「かもめのジョナサン」。日本でも1974年に出版されて単行本が143万部を記録しました。その時の内容はパート3まででしたが、実は続きがあったとか。今回出版された完成版はあらたにパート4が加えられています。この最終章は最初から作者のリチャード・バックが書いていたもの。しかし当時、パート3までで自分の考えていたことは充分語り尽くされたと感じ、3章までで本にしたそうです。ところが一昨年、飛行家でもあるバックは自ら操縦していた小型飛行機で事故に遭い、九死に一生を得たことがきっかけで、昔自分が書いた「かもめのジョナサン」を見なおしたということです。
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